2017年5月28日 日曜日
今年度新入園した2歳児も、保育園の生活に慣れてきて、友達を見つけて遊ぶ姿が見られるようになりました。興味のあるものには、自然に集まってきて、かかわったり、1つの物に執着して奪い合ったり、それらの様々な体験が育ちにつながっています。
Cちゃんが、「パンパカパーン」の絵本を見つけて、床の上に開いて置きました。するとAくんUくんがやってきました。そして「パンパンパン屋さん」の手遊びが始まりました。パンの絵を見ながら「パンパンパン屋さん」の歌声は、次第に大きくなり、そこに集まっていた子ども達も一緒に、手あそびを始めました。するとAくんが「今度はこのパンにしよう」とパンの絵を指さして、もう一度、手あそびが始まりました。手あそびが終わると、パンがあるかのように、そのパンを友達に配り始めました。いつもは、我先にと手を伸ばして、前に出てくる幼児も順番を待ちながら、手を出して「パク」と食べる真似をすると、「もう1つちょうだい」ともらっていました。
楽しくなったUくんは「みんなで歌おうや」と積み木をマイクにして部屋のコーナーに誘いました。Cちゃん、Aくん、Bくんも、積み木を持って来て、その列に並びます。そしてパン屋さんの歌をうたうと、次々「こいのぼり」や「どんな色が好き」など自分達が知っている、うたが出てきました。時々、押し合いになる場面もありましたが、「楽しそうやね」と声をかけると「どうぞ」と言わんばかりに、譲り合って立っていました。
同年齢の中では、言葉で伝え合うことが難しくて、意志が上手く伝わらず、トラブルになることもありますが、ゆっくり話させたり、教師が代弁したりすると理解することもあります。
仲間意識もできつつあり、友達と何かしたり、友達の側にいたりするだけで、楽しいなと感じる心が集団の始まりです。日々の生活の中で刺激し合いながら、いろんな事に興味を持てる保育を心掛けていきたいと思います。