2010年3月20日 土曜日
朝、バスでお迎えに行くとバス停では昨日卒園したばかりの卒園児がニコニコ顔で待っていました。ドアを開けると「先生おはよー!」と自信に満ちた元気な声であいさつをして乗り込んできました。そして、バスに乗っている友達ととても嬉しそうな表情で会話する姿がみられました。私服を着ている卒園児はちょっぴり大人に見え、教師としては少し寂しくも感じました。幼稚園に着いた子どもたちはすぐに昨日の卒園式のアーチが出ているのを下から見上げて「かわいいねー」と口々に言って、1つひとつの動物や周りのデザインに見入っていました。そんな子どもたちの姿を見ていると、幼稚園での3年間は子どもたちにとってとても大切な時間で、こんなにも成長する時期なんだなと思いました。卒園したはずの年長児たちが自由登園にもかかわらず、全員登園してきてアーチの下で写真を撮ることになりました。すぐに要領よく並び、幼稚園での楽しかった思い出を振り返り、和やかな雰囲気での写真撮影となりました。事務所に来た3人の卒園児たちは、ドアを3回ノックし「失礼します」と言って入り、用事を済ませると「失礼しました」と言って出て行きました。昨日卒園したのに、1日でこんなにも小学生になる自覚と意識が高まるのかと思うと、私たちも見習わないといけないなと思いました。
帰る前には、自分達が使った部屋のロッカーや靴箱のシールをはいで次の年長児が使えるように掃除をしました。掃除をしながら、使った道具に「ありがとう」と言って感謝の気持ちを表現する子もいました。靴箱を掃除していた女の子たちは協力しながら一段一段丁寧に砂が残らないようにほうきではいて、そのあとを違う子が雑巾で拭いていきます。その中でたくさんの会話も楽しんでいました。たくさん遊んで、たくさんの友達を作って、協力することを学んだ子どもたち。小学校へ行ってもみつばっ子のパワーでたくさんのことにチャレンジしてほしいな・・・★☆