2017年5月9日 火曜日
今朝は、今でも雨が降り出しそうな空のもと、そんな天候にも負けず、子ども達は園庭に出て遊んでいました。浸し染め、色水、ままごと、等など。中でも昨日は、会里先生が魔法の果物を出してくれたこともあり、早速A君が紫キャベツをこすって色を出すと、B君が魔法の果物(実はレモン)を絞って、魔法の水を作り、紫キャベツから出た色水に入れて、きれいなピンク色になるのを楽しんでいました。出来ると「先生、(色)変わった!」「ぴんくになったね」と言い、「持って帰って、ママに見せる」と言うと、B君が「袋を持っといてあげる」と言って持ち、色水を移し入れました。昨日の経験を覚えていて、自分達でやってみたり、出来たのを力を合わせて持って帰るようにしたりするようになっているのは、三つ葉っ子らしいなぁと思いました。
一方、毛虫のような物が落ちているのに気付いた3人組の男児が「これ、何?」と聞き、「上を見て」と言うと、上を見て「あっ!」と、松の花だと気付いて不思議そうに眺めていました。
うさぎがはっぱを食べることに気付いて、教師に「うさぎ、はっぱを食べるんよ」「何のはっぱ?」「ここにあるやつ」「普通のはっぱだから食べるのかなぁ?」と興味深く話しました。「うさぎの好きな食べ物は、1に人参、2にはっぱ、3はないよ」と大発見をした喜びを表現していました。
部屋でも廃材を使って、おいしそうなアイスクリームやプリンが出来ていました。「先生、いかがですか?」「おいしそうですね。いくらですか?」「ただですよ。おいしいか、食べてもらうので」「本当ですか?では一つください」と会話が弾んでいました。自分達で工夫して本物のようにできていました。
片付け後、各部屋でカイワレ大根の種を蒔きました。昨年度カイワレ大根の種を蒔いた経験から、ペットボトルに水を入れるのも上手で、入れすぎたかどうかペットボトルを傾けて、自分達で確認し、「先生、水が出てくるから、水が多いよ」と言って水を捨てたり、「ゆっくりで、綿が濡れる位でいいんだよね」と教えてくれたりしました。年中でもこんなことまで分っているんだと気付き、経験することの大切さを感じました。また、種を蒔く時も、トマトの苗を植える時、くっつきすぎると苦しくて育たないことを知っていた子ども達は、くっつかないように一つ一つ真剣な顔つきで蒔いていました。そしてカイワレ大根が大きく育つには、土・水・太陽が必要なことも知っていました。その上、今日蒔いたカイワレ大根は土ではなく、綿の布団の上に蒔いたことで、種から芽が出るためには、土の中のように暗い中に置いておかないといけないことに気付いていました。「部屋の中で暗くするにはどうしたらいいか?」と尋ねると、「箱」と答えてくれ、みんなで丁度いい箱を見つけて、その中に入れ、みんなで「大きくなぁれ」と魔法をかけ、蓋を閉めました。元気に育つのが、とても楽しみです。水やりも頑張るぞ!!
経験を通して、子ども達は本当に多くのことを学び、知恵も心も育っていることを感じた一日でした。