2017年4月26日 水曜日
今日、年長は手話教室がありました。「今から手話を教えてもらうよ。」と年長児に声をかけると嬉しそうにわくわくしながら山中先生の到着を待っていました。
「おはようございます。」と明るい笑顔と声でホールに入って来られた山中先生につられて、子どもたちも大きな声で挨拶することができました。
まず、手話は耳の聞こえない人にとっての”言葉”という話をしてもらいました。何かの病気や生まれた時から耳が聞こえない人が「話をしたいな。知らないことを知りたいな。」と考え出したのが手話だそうです。そして、山中先生が「今から声を出さずに口の動きだけで言葉を言うからよく見ていてね。」と口をぱくぱくさせると、子どもたちは「こんにちはって言った!」「違う!ゴリラって言った!」、「にわとり」「ソフトクリーム!」と口々にいろんな言葉を言いました。けれど、口の動きと一緒に胸を手で打つような手話をすると、「あ!ゴリラ!!」、ソフトクリームを巻くような手話をすると「やっぱりソフトクリームだ!!」と全員が口を揃えて同じ答えを言ったのです。
これから小学校中学校・・・大人になったとき耳が聞こえない人に会ったとき、自分から手話を使って話しかけると新しい友達ができるね、と山中先生に話してもらうと「いっぱい覚える。」「仲良くなる!」と張り切っていました。
今日は年長4クラスの動物、「組」「三葉幼稚園」天気の「晴れ・くもり・雨・雷・雪・吹雪」と♪園歌、♪手のひらを太陽に、「ありがとう」の手話を教わりました。♪手のひらを太陽には「どんな小さな虫や生き物にもみんなと一緒の命があるんだよ。命を大切にしようね。っていう歌なんだよ。」と話してもらい、山中先生の表現の豊かさ、子どもたちへのイメージの伝え方に教師たちは感動しました。
県内の手話のトップにおられる山中先生の美しい手の動き、声や表情、豊かな表現力を4月から間近で学べるこの時間を大切に、普段の保育にも取り入れていきたいです。コミュニケーションが希薄な今の時代、三葉っ子は、言葉、想像力、表現、身振り手振り、相手に自分の気持ちを美しく伝えられる子であってほしいと思います。
今日は、こあら保育の1回目の入会説明がありました。園長に説明してもらい楽しい時間をもつことができました。お友達や、ご近所の方、幼稚園探しをしている方がいらっしゃいましたら、就園前保育こあら組をご紹介ください。教師、園児一同楽しみにお待ちしております。