2010年3月10日 水曜日
3月の春便りが届き始めたのに、暴風警報が発令されるなど、冬が逆戻りしたような悪天候で、ゴーゴーと春の嵐が大暴れをした1日でした。その中で、子どもたちは、冷たい雨風にぬれているチューリップの花を気遣っていました。さらに、降園頃には、みぞれ混じりの雪がちらつき、「また冬が来たね。」とつぶやく子もいました。園の裏通りに面した軒の内側に立って色づき始めている桜のつぼみも、開いたチューリップも、首をすくめて氷りついているかのように見えました。
今日は、東京の帝京大学小学校の校長先生、副校長先生、他2名の関係者の先生が来園され、子どもたちの遊びを視察されました。
外に出ることはできませんでしたが、いつも元気なひまわり組と、さくら組の合同保育の部屋で、入られた途端、子どもたちが親しみを込めて「おはようございます。」と寄っていく姿に、先生方の表情も思わず笑顔になっていきました。
この三葉の保育理念を理解された先生方は、たくさんのヒントを得たと感動して、東京に戻られました。私たち教師も、日々の保育の在り方を見直す場を与えられ、心地よい緊張感が持てたことを感動すると共に、三葉っ子の今の姿を見て頂くことができ、とても嬉しかったです。私たちは、『生きる力を育てる』三葉の保育をしっかり理解し、子どもたちがのびのび、生き生き、そしてポカポカの気持ちで育っていってくれ、みんなが幸せでいられるよう願ってやみません。
こあら保育も、今年度最後でした。園生活にも慣れ、落ち着いて生活を送れるようになってきた子どもたちを、4月からも大切にお預かりしていきたいと思います。
また、歩風里訪問の今年度のトリはうさぎ組でした。少し緊張気味だったうさぎ組の子どもたちは、歩風里の方々のあたたかい笑顔と優しい雰囲気に包まれて、どんどん笑顔になっていきました。今日のメインは、表現活動と、エコしょの踊りです。先日、南海放送アナウンサーの戒田節子さんに教えてもらった『あめんぼあかいなあいうえお』という表現言葉を、笑いながら、怒りながら、泣きながら言っていきます。口を開けて大きな声で言うことはもちろん、表現豊かになりきって表現していくこの遊びは、歩風里の方たちもすぐに覚えて下さって、子どもたちとどちらが上手か競争になっていきました。エコしょの踊りもみんなご存知で、会場全体が、「地球にエコしょ、ええことしょ。」と大合唱で、元気よく踊る姿が見られました。4月からは、年長組として訪問することを約束して帰ってきました。寒い1日でしたが、うさぎ組さんの満足感いっぱいで心はポッカポカになっていました。ありがとうございました。