2017年2月25日 土曜日
三寒四温といわれるように園庭で遊んでいると今日は暖かいね・・という日が多くなってそろそろ冬も終わりかな?と思えるようになってきました。ぴよぴよ(1歳~3歳児一時預かり)のお部屋も今年から床暖房が入り室内は柔らかい心地よい暖かさに包まれています。
寒い時はつい床に寝転んだりマットをめくって下に潜り込もうとしたりする子がいましたが、最近はお昼頃には消す日も多くなりました。
そして子ども達は毎日たくさん楽しい遊びを経験しています。発表会が終わってから「どんぐりころころ」と「おもちゃのチャチャチャ」の曲をかけて欲しいと言ってくる子がいて歌ったり踊ったりしています。
そんな中、私達も室内の遊びをより楽しくと考えて環境を準備していたある日、大型積み木を2・3歳児に手伝ってもらって年少組のお部屋から運んできました。積んだり並べたりして長くつながった積み木に乗るとA君は「アンパンマン列車だ~。」と嬉しそうにいいました。
もちろん先頭はA君、自分が運転手になったつもりで手を動かして「しゅっぱーつ・しんこう!」と得意げな顔で声をかけました。暫く遊んでいるとバージョンアップしたいとまた次の積み木を積んで高くする子がいました。
3歳の大きい子たちは仲間意識も強く協力し合って形を作っていましたが、小さい子たちはそんなのお構いなしにせっせと壊してまわるのでまたやり直します。何度もくずしてやり直したり構成を変えたりできるのが積み木の良いところ、「あーあ!」と言いながらも保育教諭が手伝って元の形に戻しては遊びは続きました。
また別の日、お部屋を広くして頂いた馬の乗り物やひよこ組にあった乗り物に乗って遊んだ日は皆が乗りたくて奪い合いになるかな?と思っていましたが、お部屋の角の丸くなったコーナーを待合場所にして少し乗ったら交代しようか?ともちかけると思いのほか順番を待って代わることができる子がいて感心しました。
しかし、個人差で交代するのが嫌で泣く子もいないことはないのですがその場合は少しずつできるようになるのを見守っています。
そうした中、ひとつ嬉しいことがありました。いつもは気分にむらがあったりこだわりが強く自分から引かなかったりするSちゃんが気に入って乗っていたピンクの車をさっと降りて泣いていた男児に譲ってあげていたのです。
思わず「え!!?今すごいところを見たね。」と保育教諭たちは顔を見合して「Sちゃんえらいね、かわってあげたの?」とぎゅっと抱きしめて誉めたのでした。