2016年12月26日 月曜日
カセットデッキから音楽が流れてくると、1歳児のAくんは音が聴こえてくる方向へトコトコと歩いて行きました。Aくんにつづいて他の幼児たちも次々と寄って行きました。
近くまで行ったBちゃんは、「エビカニする!」「ぞうさんする!」と覚えている曲を言い、保育教諭に何度も曲を「かけてかけて」とアピールしていました。エビカニクスの曲が始まると、前奏の部分からのりのりになって身体を動かしていました。そして時々保育教諭の真似をしてエビやカニのポーズをとっていました。Bちゃんの様子を見ていた幼児たちもBちゃんの近くに来て、リズムに合わせて手をたたいていました。Cちゃんはそれまで座って遊んでいましたが、友達や保育教諭が踊る姿を見てすっと立ち上がり、ひざを上下にゆらしてリズムにのって動いていました。そして時々友達の動きを真似しながら、手足も動かしていました。「Cちゃん上手!」と声を掛けて拍手をすると、音楽が終わると満足そうな表情で笑っていました。時々曲の中のフレーズから聴こえてくる言葉や掛け声に合わせて振りをする姿も見られ、日々の遊びの中で見たり聞いたりすることを身体で覚えているのだと改めて実感しました。
タンバリンや鈴などの楽器を用意すると、さっそくBちゃんはタンバリンを手に持ちました。初めは触ったり表面を何度か叩いたりして色々な音を鳴らして楽しんでいました。クリスマスの音楽や「手をたたきましょう」などの普段歌っている音楽が流れ始めると、リズムに合わせて叩いていることに驚かされました。又「手をたたきましょう」の歌では「タンタンタン」という部分で、タンバリンを叩いていました。それからしばらくBちゃんのリズム打ちは続きました。
様々な感性が育つこの時期に遊びの中でたくさんの経験や刺激を与えて、幼児の成長や育ちのきっかけを作っていきたいと思います。