幼稚園の日記(ブログ)

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  2016年10月28日 金曜日

今日は幼稚園で第49回放送教育研究大会四国大会愛媛大会がありました。教師たちは昨日から「(私たちが)お利口にするからどうか雨よ、降らないで~!」と祈っていました。それ程、他園の先生に三葉の子どもたちの遊びを見てほしかったのです。今日の公開保育では来園した先生たちにも課題が出されました。「子どもたちの戸外の遊びの中にも放送教育(ピタゴラスイッチ、ノージーのひらめき工房)の原点《しかけ・工夫・生活の知恵》が見られます。遊びの中から見つけて楽しんでください。」と表示してありました。子どもが戸外で木工や脱穀、縄、ままごと、泥団子、砂場で遊んでいると、たくさんの先生たちが「わ~すごいね!」と声をかけてくださいました。「これは何をしているの?」と声をかけられても、臆することなく答えられる三葉っこ。さすがです!脱穀のコーナーでは年長児のRくんが「これみよって。木をななめにしたらお米がすっと取れるんよ。」とぽつり。これぞ生活の知恵!工夫!!遊びの中で自分の経験からどうすればよりよくなるかということを考えられる姿に感心してくださっていました。

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公開保育では、各クラス、ピタゴラスイッチ、ノージーのひらめき工房、おはなしでてこいを用いた保育、くま・きりん組ではタブレットを利用した保育を見てもらいました。

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りす組ではノージーを見て「街づくり」をしました。作る過程の中で子どもたちが工夫したり試したりしながら楽しんでる姿に私自身もとても楽しくなりました。最初に海を作っていたRくんは船を作ったSくんと「海の上は道がないから橋がいるんじゃない?」と新聞紙で橋を作り、柱がないと立たないとわかると、カラー積み木をもってきて筒の中央に立て始めました。イメージをどんどんふくらませ作る子どもたちでしたが、午前保育ということで今日はそこそこにして片付け、降園しました。続きはまた月曜日!と張り切っています。

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午後からは、研究交流会があり、助言に島根大学の深見先生をお迎えして講演をしていただきました。

話を聞きながら、三葉の保育はこれからの日本が目標とする保育の形にのっとったものだと改めて感じました。小学校中学校での学びの基本になるものは幼児教育です。その幼稚園での学びは「お勉強」ではなくあくまで遊び中心の主体的な活動が大切です。そしてその遊びを支える教師の意図的な環境の用意の仕方の一つとして放送を利用することは有意義なものです。家庭で見るテレビとは違い、教育的にテレビを利用することに三葉の保護者の方はとても協力的で、また子どもも、それに応えるかのようにいきいきと活動していて本当にすごいなと思いました。いつもたくさんの廃材集めにご協力いただいて、子どもの遊びがより充実したものになっています。ありがとうございます。

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「主体的」な活動、遊びが大切ということはご存知の方も多いと思いますが、主体性というのは、子どもが自分で園生活を豊かにするということだそうです。これからも、子ども達が期待をもって登園できるよう、工夫して楽しんで遊べるよう、教師自身が学び、楽しみ、追求しながら、日々実践を通し、研究していきたいと思います。

今日の大会では、お休みになったクラスの方、バスの時間やバス停の変更、登降園時間にご協力いただいた保護者の方、雨がぱらつく中、看板をもって立ってくださった役員さん方、皆様のおかげで行うことができました。本当にありがとうございました。