2016年10月19日 水曜日
赤く色づいた落ち葉やまつぼっくりがちらほら落ち、園庭には暖かい色彩を感じます。今朝は、そんな木の素材を使った木工のコーナが出来ました。興味を持った子どもたちはすぐに好きな大きさや形の木を選んで組み合わせていました。年少児でも作りたいものを決めてから組み合わせる子がいるのを見て驚きました。次々と釘を打って木を組みあわえていくうちに形が変わって「次は船になったよ」と楽しく木工遊びをしていました。年長児は自分のイメージで木を組み合わせるとなかなか釘が打てず悩んでいたり、しっかりした素材や細い側面に釘を打って失敗して何度もやり直したり、まだまだ木工でイメージ通りの作品を作るには根気が必要です。これからどんな作品ができていくのか楽しみです。
今日は、年長児が高木農園へ稲刈りに行きました。園内で稲刈りをした際は4本だった苗が12本に生長していましたが、広くて栄養たっぷりの田んぼで育った稲はどのくらい増えているのかとても楽しみにしていた子どもたちでした。みんなで数えてみると4本の苗がなんと39本もの稲に生長していて「わー!」「すごい」と思わず声があがっていました。園長から「お米だから、落としたり地面に寝かせてあっても踏んだりしないように大切にしてね。」と言われると、自分が刈り取った稲をとても大切そうに運ぶ姿がありました。
次に、機械で稲を刈る体験を全員がさせてもらいました。刈った稲が束になって、結ばれて出てくる様子には子どもたちも「え?どうなってるんやろう。」と口々に言い疑問に思っていました。自分の番が回ってくると機会をよく観察し「紐があらかじめセットされてたよ。」と番を終えた子が知らせると「次はどうやって出てくるかみてくる!」と個々に次の目的をもって順番に1人ひとりが観察し、みんなで協力して機械のしくみを考えていました。
高木農園から園へ帰るバスの中では、園長から「手間をかけて稲木に干したお米と、機械で全部分けてしまうお米ではおいしさがちがうんだよ」と教わり、より一層自分たちの収穫したものがお米になるのが楽しみになりました。泥まみれになった靴も一生懸命手間をかけた証のように喜んでいた子どもたちでした。
たくさん働いた後の手作りの弁当はとてもおいしくて、あっという間に食べていました。