2010年2月6日 土曜日
今日は明日に発表会を控えて最後の練習と自分達が使う大道具、小道具の準備をしました。 午前保育なので短い時間を有効に使って大切な半日を子ども達と一緒に準備をすることで意識を高めて笑顔で明日を迎えたいと思ったのです。
今日は赤コースが早コースだったので子ども達が集まり次第練習を始めようとしていたところ一番先にホールに上がったのは副園長とぞう組の子ども達でした。 ぞう組は遅コースなのでバス通園の子ども達はまだ登園しておらず、お歩きの子ども達が10名くらい来ていました。 その中の一人が「古森せんせい!山田先生はバスでいないんだけど、まだ来てない人もいるけど、他のクラスが来るまでのちょっとの時間でもいいからぞう組の劇を見てください。お願いします。」と言ってきたのだそうです。 「ぞう組さんは上手にできてるよ、お友達もまだ来ていないようだし・・」と副園長が答えると、「他のクラスが始まったら、すぐに交代するからちょっとだけお願いします!」まるで大人のようにすべてを理解した上での申し出に副園長も驚きました。
そうこうしているうちに、赤コースの子ども達がやって来たので結局部屋に戻り、自分達で練習を始めました。 ここ数日ぞう組の子ども達の意欲と全員が発表会を進めている姿には感心させられます。 副園長に「先生達もぞう組の子ども達を見習うべきだよね、時間を守ってサッサと行動し、短いほんのちょっとの時間でもやれるところまでやっておこう!なんてまるで大人のようだよね」と言われ本当に恥ずかしい思いでした。 他のクラスの年長さんも「みんなで頑張ろう!」「ここがまだ出来ていないから練習しよう!」という意欲的な姿が見られていますが、もうひと回り大きく成長したぞう組の子ども達の時間の使い方と知恵、行動力には私達教師も学ぶ点が沢山あることに気付かされました。
さて、今日の練習では明日を本番に控えて副園長からちょっとした「ごほうび」がありました。 実は1月2月に入園したばかりで舞台に上がることすらよく分かっていないひよこさんさんたちに楽しく歌ったり踊ったりした後のお楽しみとして飴を買ってきて下さったのでした。 ひよこ組さんだけでなく年少、年中、年長の子ども達の分も用意して下さって、「これはね魔法の飴なの、これを食べると力が湧いてきて、頑張るぞ!っていう気持が湧いてくるんだよ」と言ってひよこ組の子ども達一人ひとりに手渡して下さいました。 もらった子どもたちはとても嬉しそうに見せ合っていました。そして副園長は「明日もまた上手にお歌うたったらお楽しみがまってるかもよ・・」と言って下さいました。 食べ始めたひよこ組さんはちょっとなめては手の平にのせて「小さくなったけどまだある!」と言ってまた口に入れ、本当に大切そうに一粒の飴の味を味わっていました。 もちろん魔法の飴にひまわり組の子どもたちも大喜びで「オレンジがいい、ぶどうがいい」と言いながらにぎりしめていました。 子どもの心を掴む「魔法の飴」明日もその魔法にかかった子ども達はのびのびと元気よく演じてくれるのでは ないかなと楽しみに しています。
今まで練習してきたことが精いっぱい発揮できるよう教師たちも援助していきたいと思います。