2016年9月21日 水曜日
昨日は台風のため休園になりました。登園してきた子どもたちは「風ビュービューいいよったよね!」「家壊れんかった?」など、昨日の台風の話でもちきりでした。
台風がいっきに過ぎ去って、涼しく過ごしやすい日となった今日、朝の環境で教師の反省がありました。台風の影響で園庭は葉っぱや銀杏がたくさん落ちて大荒れでした。その惨状に慌てて落ち葉を集めて掃除を始めてしまった教師たちは園長から、「台風でどうなったか、自然が与えてくれた厳しさを見せてあげたらいいじゃない」と指導を受けました。その言葉と登園してきた子どもたちの様子を見て、これも環境による教育だな、子どもたちの発見や学びのチャンスを奪ってしまうところだったなと反省しました。イチョウの木の下は銀杏がたくさん落ちて、銀杏のじゅうたんができていました。それを見た年少児のA君は「わー!すごいたくさんやね!何の実かな?」とじーっと見ていました。じーっと見ている年少さんを見かけた年中組のRちゃんは、「銀杏っていうんよ!手が痛くなるから触ったらだめなんよ!」と教えてあげていました。そしてA君は、教えてもらった覚えたての「銀杏」という言葉を誇らしげに他の友達に教えてあげていました。
銀杏の実を教師がむいているのを「何しよるん?」「びわ?」「ジュース作りよん?」と興味津々に見ながら質問攻めにしている年少ひまわり組の子どもたちがいました。それぞれに学びがあったようで、預かり保育だったT君は自分で銀杏を3つ拾ってきて、「皮むかんといかんね。」と教師に見せていました。これから給食で、銀杏ご飯がでることも話して楽しみにしたいです。
また、滑り台のまわりには、松葉やまつぼっくり、枝や葉っぱがたくさん落ちていました。砂場にまつぼっくりを並べて道を作ったり、枝や松葉でご飯やケーキを作ったり、自然物で子どもたちはたくさんおもしろい遊びをしていました。自然や周りの人々、他クラス他学年の友達からたくさんの刺激を受けて日々成長しているんだなと改めて感じる1日になりました。
敬老の日ハガキはおじいちゃん、おばあちゃんの家に無事届いたようです。「届いたよって電話で言いよった」「ありがとうって言ってもらった」とたくさんの子が話してくれました。「ありがとうっておじいちゃんおばあちゃんからお手紙がきたけん、またお返事書くんよ!」と言っている年中児もいて、素敵だなと温かい気持ちになりました。
今日の手作り給食は、きのこご飯、魚の照り焼き、切り干し大根、ポテトサラダ、トマトでした。