2016年8月28日 日曜日
朝、「おはよう」と元気良く挨拶をして起きてきた子ども達の表情は、自信に満ち溢れていました。家族と離れて友達とお泊りできたことで小さな人がまた1つ大きな人に近づきました。友達と協力して布団を片付けた後は、着替えをして元気いっぱいラジオ体操をしました。「今までの年長さんの中で1番上手かもしれない」と園長に言われて、とても嬉しそうでした。散歩もポンタ農園まで行ったのですが、山の風は冷たくてとても気持ちが良かったです。自分達が植えたさつま芋も大きくなっていて、秋の収穫が楽しみだと友達と楽しそうに話していました。
たくさん歩いてお腹がペコペコで帰ってくると、待ちにまった朝食の時間です。朝食では、食パン・ウインナー・やきそば・野菜スティック・おでん・かぼちゃスープ・果物など他にもたくさんの種類のりょうりが並んでいてどれも好きな物を好きな量食べられる「バイキング形式」で食事をするということを教えてもらいました。好きな物をさっと取って、すぐに食べてまたすぐにお代わりに行く子、次々とお皿いっぱいに取っている子など様々でしたが、どの料理もおいしくてお腹いっぱいになるまで何度もお代わりをしていました。
食事を終えた頃、ちょうど布団屋さんが回収に来てくれてみんなで3階から1階まで力を合わせて運んだのですが、自分達の体よりも大きな布団によろよろとしながらも最後まで一生懸命運ぶ姿に成長を感じました。布団を落としてしまいそうになった子がいると、すかさず手助けをするH君の姿はとてもかっこいいなと思いました。
そして、お泊り保育終了です。解散式に重たい荷物を持って集まった子ども達は、少し疲れた様子もありましたが、顔はニコニコ、自信に満ちた表情でした。解散式の話題はもちろん「大人になる。」ということでした。「大人というのは、大きな人だけではないんだよ。」ということ「小ども達が自分達で支え合い『人』となり、もっと頑張って線が一本増えると『大』人になるんだよ。」という話をオリエンテーションで話してもらっていた子ども達は、本当に驚かされるぐらい助け合いを自然な形で行っていました。そのことを、園長も褒めてくれ、「もうすっかり大人になったね」と言ってもらった後、また一本、また一本、線が増え「本」と言う字になりました。「これは本当という字。みんなは本当の大人になるんだよ」と言ってくれました。
その後は、園長の大事な印鑑をスタンプラリーのカードのゴールに押してもらいました。その印鑑でお泊り保育は終わりです。いつも以上に頑張った子ども達は、お泊り保育の楽しかった話をたくさんしてくれることと思います。家でもおもいっきり褒め、さらに自信となるように、そして子ども達が出来ることを信じていっぱいいっぱい『できた』経験をさせてあげてください。