2010年1月22日 金曜日
先日、3学期の始園式を迎えたばかりと思っていたのもつかの間、もう1月も下旬になり、生活発表会が目前になってきました。今日は朝1番早く揃ったぞう組が3階ホールで劇の練習を始め、副園長に見て頂きました。ぞう組は、12月末にケアフル竹原を訪問した際におじいちゃんやおばあちゃんに読んであげた「したきりすずめ」のお話を劇にしました。練習をすすめる中、副園長が杖を持ってスタスタと歩いているおじいさん役の子に「おじいさんは、両足と杖の3本で立つことができて歩けるんだよ」と声を掛けてもらうとすぐに腰を曲げて歩き始めました。また、すずめのお宿の場面ではすずめがおじいさんにつづらを渡す部分で「ハイ、どうぞ」の台詞の後におじいさんの方を振り返る等・・・色々なアドバイスをして頂き、子ども達も見る見るうちに目が輝いてきたのには驚きました。また、ぞう組の劇をきりん組の子ども達が見てくれ・・・副園長がぞう組にアドバイスをする時にきりん組さんにお手本になってもらう等、見ている他のクラスを巻き込んでいき練習の楽しさが100倍になる魔法をかけてくれました。今日は、楽しい宿題を出してもらっているので、それが月曜日にできるように楽しくすすめていきたいと思います。
ぞう組の後には、きりん組の劇「かいじゅうバトコンの谷」の練習になりました。それを真剣な表情で見たり、時には、笑ったり楽しんでいました。そして、きりん組の劇を見た後は、副園長から劇を見た感想をインタビューされ、「声が大きくて良かった」「バトコンが言葉を食べる所が面白かった」等と答えていました。そして、きりん組の子ども達の素晴らしかったところは、副園長から「自分の名前は、おうちの人が大切に思って付けてくれた宝物だから、ゆっくり、はっきり言うんだよ」とアドバイスを受けるとすぐに全員が集中力をもって直した所です。
子ども達は、色々なクラスの演技を見ながら刺激し合い、そして、吸収し学んでいると思います。まさに今日は副園長の魔法の声がとびかいそれを子ども達がキャッチして、みるみる表情が輝く時間を目の前で見る事ができ感動しました。私には、とてもラッキーなことでした。今日の学びは、子ども達と共に私の成長というタンスの引き出しに溜め込み、臨機応変に出していきたいと思います。