2010年1月21日 木曜日
今日は、朝からあいにくの雨でしたが、1月とは思えないくらい暖かい風が吹き、過ごしやすい1日になりました。戸外で遊べなかったので、室内中心の活動になりました。折り紙や、廃材遊びなど、好きな遊びをする中、うさぎ・ひつじ組では、数人の男の子たちが集まって、カルタ遊びをしていました。「『あ』…かい…はね…」と、たどたどしく、一生懸命文字を読んでいる読み手、その言葉を聞いて、誰よりも早くカルタを取ろうとしている取り手、誰もが真剣な表情でカルタとにらめっこしていました。カルタ、という遊びのルールを、友だちと教え合いながらも、勝負にもこだわって遊びを進めていました。カルタとりを後ろから覗き込んでいる友だちにも、「K君もやる?」 「Aちゃん、教えてあげよっか?」と、優しく声をかけるT君の姿も見られました。発表会の練習の影響で、友だち関係も広がってきています。遊びの中のちょっとした光景から、子どもたちの成長を感じられ、嬉しく思います。
発表会の練習も、ホールや会議室の舞台を使っての練習になりました。年中では、歌も、長い歌詞をほとんど覚え、「ドキドキするね。」と隣の子と顔を見合わせて歌う姿も見られます。オペレッタや踊りでも、「次はこっちに行くんやったよね。」 「手の先はしっかり伸ばして!」などと、声をかけ合って自分たちで練習する姿も見られます。練習の仕方も工夫して、楽しく進めていきたいと思います。
また、年長さんからバトンタッチして、今日から年中さんが、ケアフル竹原交流に行きます。トップバッターは、ぱんだ組さんです。初めは緊張していた子どもたちですが、なぜおじいちゃん・おばあちゃんの所に行くのか、しっかり話を聞いて、自分たちが「元気をあげるんだ!!」と、張り切って出発しました。到着すると、初めての年中さんを見て、おじいちゃん・おばあちゃんも「かわいいなぁ。」と、拍手をして迎えてくれました。すると、子どもたちは笑顔になり、緊張しているのを忘れてにこにこになりました。 今日のために、一生懸命覚えた『十二支』を、N君が、「十二支を覚えて、僕のおばあちゃんに聞かせると、とても喜びました。そこで、ケアフル竹原のおばあちゃんたちにも、聞いてもらいたくて、みんなで練習してきました。」と、真っ赤な顔になりながらも、大きな声で言いました。そして、おじいちゃん・おばあちゃんにも何年か聞いてみると、「はいはい!」と手を挙げて答えてくれました。そこで、十二支の動物の絵を描いたプラカードを、そのおじいちゃん・おばあちゃんに持ってもらって聞いてもらい、大きな拍手をもらいました。 また、『ゆき』や『たきび』を歌う時、おじいちゃん・おばあちゃんに、知っているか聞くと、「忘れたかもしれんなぁ…」と言いながらも、一緒に歌って下さいました。
そして、『おひさまパワー』の踊りを踊る前に、背中におひさまのマントをおじいちゃん・おばあちゃんにつけてもらいました。その時に、K君はマントを2枚持っていて、それに気づいたおじいちゃんが、「じゃ、私がつけるよ。」と言って、自分もマントをつけて変身してくれたのです。それを見て、教師も嬉しくなり、他に変身してみたい方がいるか聞くと、「はーい!」と、元気な声で手を挙げてくれるおばあちゃんもいました。子どもたちと一緒に立ち上がって、とても楽しそうに踊ってくれました。年中にとって初めての交流会でしたが、今日のように、子どもたちと、おじいちゃん・おばあちゃんが一つになって、心が温まる『交流』ができたこと、嬉しく思います。これから年長さんになるための準備をどんどん進めていく年中児たちですが、今日の1日は、とてもいい経験になったと思います。