幼稚園の日記(ブログ)

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  2009年12月2日 水曜日

 今日も朝からとても良い天気で体を動かしていると汗ばむ程の陽気でした。昨日、切干大根とひがしやまをしたときに副園長が「明日は干し柿をするからね。」と子どもたちに伝えていたので、子どもたちは朝、登園すると「干し柿しようや。」「今日、柿するんやろ?」と言って戸外へ飛び出して行きました。様子を見に行ってみると、早く来た年長児がピーラーや包丁を使って1つひとつ丁寧に皮をむきながら、横の友達と楽しそうに会話している姿がありました。昨日の切干大根でも感じたことですが、柿の皮をむいていくのも普段から包丁ままごとをしている子どもたちは上手に包丁を使いこなして、皮をむくことができていました。皮をむくとつるつると柿がすべって教師が皮をむいていてもなかなかうまくできなかったりするのですが、子どもたちの技術を習得するスピードはとても早く、1回終わると「またするー!!」と何度もする子もいたり、ピーラーを上手に使ってくるくる回しながら皮をむく子もいました。その横では縄が足りないことに気付いた子どもたちがせっせと縄をなっている姿が見られました。                              c1.JPG    d1.JPG     l.JPG                     年長児は、教師に負けないぐらい上手に縄をなっていてさすがだなと感心しました。幼稚園での3年間は子どもたちにとってとても大切な時間だということに改めて気付かされました。三葉でしか経験することのできないことを子どもたちと一緒に教師も経験することができ、日々学ぶことがたくさんあります。三葉幼稚園の生活の中では新しい時代に育った教師たちも初めて体験することがたくさんあるのです。このような環境の中で保育できることに感謝して、日々子どもたちと成長していきたいなと思います。そこで教師たちも子どもたちに負けじと柿の皮むき競争をしてみました。早くむけたけど太くなってしまった教師、時間は人一倍かかったけれど細くすることで1番長く切れた教師、5センチぐらいでちぎれてしまった教師などいろいろな皮が並びました。また、甘い柿しか経験したことのない子どもたちに「渋い」ということを感覚で伝えたいと思った副園長は渋柿を小さく切って子どもたちに出してくれました。それを口にした子どもたちは顔を歪めて口を窄めてなんとも言えない顔をして思わず「苦い!!」という姿がありました。今日の経験によって渋いという言葉や感覚の分からない子どもたちに経験を通して渋いということを伝えることができました。これも教育の1つだと副園長に教わり教材にしようとすれば何でも教材になるのだなと感じ、また1つ勉強になりました。                  g.JPG     h.JPG     i.JPG                        さて、今日は「劇団バク」による人形劇「人魚姫」を観劇しました。初めての経験でドキドキの年少児は「先生、怖くない?」「何しに行くん?」と期待と不安でいっぱいのままホールに上がりました。ホールに上がると劇団バクのお姉さんがとても楽しい雰囲気の中で手あそびや歌をうたってくれ、子どもたちも次は何があるのだろうかとわくわくしながら楽しんでいる姿が見られました。人形劇が始まると、年長児は食い入るように見入ってだんだんと背筋が伸びて話に入り込んでいる様子が見られ、中には隣同士に座っている子で内容について会話をしている姿も見られました。年少児は怖くて泣く子も数名いましたが、内容を理解していて部屋に戻ると「おもしろかった」「人魚姫キレイやったね。」などと会話する姿が見られ、とても楽しい時間を過ごすことができました。今日の人形劇観劇会にはこあら組さんも参加しましたが、ほとんどの子どもたちがお母さんから離れて、きちんと椅子に座って観ることができていました。3学期から1人登園になりますが、ひよこ組さんに負けない位喜んで登園してくれるのではないかと楽しみです。                  e1.JPG   k.JPG   f1.JPG