2009年11月20日 金曜日
今朝、バス停に子どもを迎えに行くと、年中のMちゃんとTちゃんがもみじを手にバスに乗ってきました。どうやらバス停の近くに落ちていたものを拾ってきたようです。そして、「まっ赤だなぁ♪まっ赤だなぁ♪」と歌を歌い始めました。歌からも季節を感じ、とても和やかな雰囲気でした。
そんななか、たんぽぽ組の子ども達も寒さに負けず、戸外でしっぽとりゲームをしたり、踊りを踊ったりして体を伸び伸びと動かして遊んでいる姿が見られています。また、きれいな泥団子を作ったり、包丁ままごとコーナーで料理を作ったり、1つの遊びに集中して取り組んでいる姿も見られるようになりました。今週の火曜日の話になりますが、たんぽぽ組のSちゃんが脱穀のコーナーで、お米のもみとりをしていました。そこに私もかかわったことで、何人かの子ども達が集まり、脱穀をしてみました。これがきっかけとなって、水曜日・木曜日とたんぽぽ組の子ども達はお米とりを楽しんでいました。今までは、稲穂を割り箸ではさんでお米をとっていたのですが、年少児には難しいと考え、指先を使ってとってみることにしました。始めは力の加減がわからず、なかなか上手くとれませんでしたが、徐々にこつをつかんでくると、「お米とり楽しいね!」と言って、何粒も何粒もとっていました。お米をとる際に、お米が跳ねてこぼれてしまうので、「お米は大事にせないかんよ。こぼれたら拾おうね。」と声を掛けると、子ども達も一粒一粒拾い集める姿が見られました。そこで、Mくんはお米を入れ物の淵に当てて、手の平で押さえて引っ張ってみました。すると、お米は飛び散ることなく、入れ物の淵に沿って落ちていきました。私は驚いて、「Mくん!すごいね!お米がこぼれてないよ!」と言うと、Mくんはとても得意そうにうなずきました。子ども達は遊びの中で試したり、考えたり工夫していきます。そして、遊びやすい方法や、生活しやすい方法を生み出していきます。Mくんも、色々と試していくうちに、この方法に気づいたのだと思います。園庭に干した稲は、子ども達の頑張りで残りわずかになってきましたが、この活動を通してお米が自分達の口に入るまでには、作ってくれて人、またお米を収穫してくれた人など、たくさんの人の苦労があることを伝えながら、お米を大切にする気持ちを育てていきたいと思います。
今日は、青コースのアイススケートがありました。年中児は初めてのアイススケートで怖がっている様子も見られましたが、副園長の「立つ時は、両手をついて片方の足を立て、次にもう一方の足を立てて、すーっと立つ」というアドバイスを思い出しながら何度も何度もチャレンジする姿が見られたようです。また、年長児は、年中の時に立つことができなかった子どもも立つことができ、みんなが自分の力で立つことができました。