2009年11月6日 金曜日
「おはよう!シールを貼ったら外に行ってきます!!」と戸外で体を動かして元気良く遊ぶ三つ葉子達。きりん組では最近、『ケイドロ』という鬼ごっこをしています。ルールは警察と泥棒に分かれて、警察が泥棒を捕まえます。捕まった泥棒は牢屋に入れられて動くことができなくなります。しかし、仲間の泥棒にタッチしてもらうと、逃げることができるのです。まだ始めてから数日しかたっていないのでルールをしっかり覚えて理解している子もいるけれども、まだ少ししかわかっていない子もいます。そして、ルールはわからないけど『ただの鬼ごっこ』がしたくて入ってくる年中や年少児もいました。そんな中でいろいろな人間関係や子どもの気づきが見られます。以前にも『ケイドロ』をしたことがあるY君は泥棒になってうまく逃げていたのですが、油断して捕まってしまいました。牢屋に連れて行かれる途中、捕まっていた仲間をタッチして助けてしまいました。するとそれを見ていたMちゃんが「Y君ずるーい!タッチされた人は助けれんのよ。」と注意しました。そして、「私ずるする人がおったらいかんけん見張っとく。」と牢屋に上り見張り役になりました。しかし今度は牢屋に上っていることで泥棒が来てもすぐに捕まえることが出来ないことに気づき、下に下りて見張るようにしました。またSちゃんはルールがわからない年少児、年中児に自分たちなりに少しでもわかりやすいように教えてあげようとする姿も見られました。ルールもみんなが守れるように自分たちで、話し合い、中には「はさみうちにしようと」と作戦を考えながら『ケイドロ』を自分たちの遊びにしていっている子どもたち。これからも元気いっぱい体を動かし、頭を使って遊んでほしいと思います。
また、砂場でもおもしろい遊びがされていました。大きな山にパイプを上からさしてそこに水を入れ少しパイプを持ち上げると爆発したように水があふれ出てきます。これを年長児が中心に行っていたのですがそこには年少児、年中児も一緒になって遊んでいました。、水があふれるときはみんなで大騒ぎしますがそれまでの過程は違い、年少児は一生懸命崩れた山を直すことに夢中になり、年中児は水の代わりに土で爆弾をつくりそれをパイプに落として爆発させることに夢中になり、年長児は何で水があふれるのかを考え何度もその遊びを繰り返していました。異年齢児達がひとつの遊びを通して刺激しあいながらいろいろなことを感じていけるのは大切なことなんだということを改めて感じさせられました。
そして、いっぱい体と頭を使って遊んでいると放送が流れました。「三葉幼稚園のお友達!」と古森先生の声が聞こえるとみんなが耳を傾けました。「今日のお料理が出来ました。お母さんたちが準備をしてくれます。机など準備してください。」 放送が終わると子どもたちから「ご飯が出来たって!片づけしよう。」と自分たちで片づけをはじめていました。いつも手作り給食を楽しみにしているRくんは「手作りの時はいつも古森先生が放送してくれるんよね。放送がなったらお腹がすくんよ。」と話してくれました。そして配膳も済ませおいしく食べていると古森先生が部屋まで来てくれ「今日の給食はみんなが風邪やインフルエンザに負けないために元気が出るものをたくさん入れてるからね。」と話してくれるといつもは残してしまう子どもも今日は最後まで食べることが出来ていました。そして年長児は特に今日のお米は自分たちで刈ったもので、サツマイモも自分たちで掘ったものだということでとても喜んで食べていました。
ちなみに今日の昼食のメニューは 里芋とあげの味噌汁、さつま芋ご飯、豚肉のから揚げ、大根とレタスのサラダ、ニラと玉ねぎのてんぷら、おはぎでした。
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