2009年10月28日 水曜日
すっきりと晴れた空、長袖長ズボンで子ども達が登園してきました。子ども達が楽しみにしていた赤コースとぞう組の乗馬の日です。今日ぺんぎん組はぞう組と一緒にバスに乗りました。バスの中では、副園長が「お馬さんは優しい目をしているからよく見てみてね。お馬さんは大きくて力も強いけれどとっても優しいんだよ。だから大きな声を出したり走ったり、いたずらしたりするのは嫌なんだよ。びっくりして暴れてしまうこともあるんだよ。そうしたらもうお馬さんに乗れなくなってしまうよね。自分一人ではなくみんな乗れなくなってしまうよ。お馬さんの乗り方はどうだったかな?お部屋で練習したかな?降り方はどうだったかな?」と乗馬への意識を高める話をしてくれました。「もう着くよ。お馬さん見えるかな?」という言葉に子ども達は身を乗り出し「見えたー」と次々に指差しました。バスから降りると静かにするという約束を守って、乗馬センターの方にも「おはようございます」と小声であいさつをする姿がみられました。ぺんぎん組は1番に馬に乗りました。乗馬センターの方が「名前は?」などと話しかけてくださり、笑顔で楽しんでいました。先に降りた子は馬に乗っている子が目の前を通ると手を振り、乗っている子も満足そうに手を振り返していました。
そのあとぞう組のお兄さん、お姉さんと手をつないで馬小屋を見学しました。馬舎の窓から顔を出して、馬が息がかかるくらい近くから子ども達を見おろします。私自身こんな近くで馬を見たことがなくとても緊張しました。子ども達も緊張した様子で歩いていました。馬を間近に見たぞう組のHちゃんは「目が大きい。優しい目やね。」と言ってよく観察していました。足の色が違う馬を見て「なんで違うんやろ?」と言ったり、乗せてくれた乗馬センターの方が乗った馬の名前を教えてくださって興味を持っていて、「モンブラン」などと名札を読んだりしていました。最初と最後のクラスはもっといいことがありました。馬が小屋を出る時、入る時の歩く姿を間近で見ることができました。馬の足の細さ、サラサラのしっぽ、歩き方など興味深く見ていました。馬小屋の見学の後は、周りの秋の自然の中を散歩しました。コスモスが咲いていたり、柿やススキなどたくさんの秋がありました。その時も他のクラスと手をつないで歩きました。年長児は年少児の手を引き、励ましながら歩く姿も見られました。帰りのバスでも乗馬の感想を話したり、手をつないだ他のクラスの友達と話をしたりと、いつもとは違うかかわりも見られました。今日も一日子ども達はいろんなことを感じ、貴重な体験ができました。