2009年10月27日 火曜日
今日は、昨日に引き続いて年長児はホール、年中児は会議室で昨日の続きや修正など思い思いに制作を黙々とする姿がみられました。昨日の年長、年中児の話を聞いて、年少の教師達もさせてあげたいと考え、さくら組前のテラスにみんなで作れるように廃材のコーナーを作りました。
登園してきた年少児達は、いつもと違う環境の変化に気づき、「何するん?」「作ってもいいん?」と興味津々でやってきました。たくさんの廃材の中から、気に入った物を集めてくる子、自分のイメージした形の廃材を探す子、廃材の形や大きさにこだわって同じ物を選ぶ子など、子ども達の様子も様々です。色々なクラスの子どもが交わいながら作っていると、たんぽぽ組のHくんが、「Hも作る!」と言ってやって来ました。いつもは戸外で乗り物に乗ったり、室内で粘土遊びをしたりしているHくんが、廃材遊びに興味をもって、自分からしてみたいという姿に私は驚きました。先週から粘土を使ってお弁当を作っていたHくんが、「お弁当作る!」と言って、箱を探して持ってきてサンドイッチを作り始めたのです。それから約30分、紙を切ったりセロハンテープで貼ったりして10個のサンドイッチを作ると、「できた!」ととても満足そうな顔をして持ってきました。
昨日の職員会の中で、「ガムテープ・セロハンテープの使い方」についての指導がありました。作品を作る過程で、粘着テープも種類によって長所、短所があり、それぞれに適した使い方があること、厚い箱にセロハンテープはくっついても、すぐにはずれてしまうこと、ガムテープの上にガムテープはくっつかないこと、布テープは縦にも切れて少しでくっつくことなど、至る所に生活の知恵があるのです。会議室を覗いてみると、年中児が大きなおすし屋さんを作っていました。牛乳パックをしっかりとつなぐためにガムテープを使っていたのですが、やはり重なり合っている部分がはがれてしまっていました。「あれ?ここテープがはがれとるよ。」と教師が言うと、「本当や!はがれとる!」とSくん。「なんでかな?」と教師が言うと、少し考えて「くっつかんのや!」とSくんは気づきました。そして、はがれている部分を手でちぎって、「こっちに貼ろう!」と他の部分に貼り、無駄のないように工夫していました。
明日は赤コースの乗馬があります。たんぽぽ組の子ども達も、今日はピアノの椅子を馬に見立てて、「1・2・3・パァー」と言って馬に乗る練習をしました。馬はデリケートな動物だから、走ったり大きな声をだしたりしてはいけないこと。自分勝手な行動をとらないことを話しました。子ども達は、明日馬に乗れることを楽しみに降園していきました。