2016年6月22日 水曜日
♪おやまにあめがふりました? あとからあとからふってきて? ちょろちょろおがわができました♪
♪いたずらくまのこかけてきて? そっと覗いてみてました? 魚がいるかとみてました? ♪
朝から雨が降り続き、年長さんが楽しみにしていた「稚魚放流」は、明日に延期となりました。 残念ではありましたが、これだけの大雨ともなると≪あきらめ≫もつくというものです。明日は行けるといいな。・・・・と願いを込めて・・・ぞう組さんは、かわいいてるてるぼうずを作っていました。
さて、大雨の中、登園してきたすみれ組のK君は、園庭を見たとたん、「わ?!おがわがいっぱい!」と大きな声で叫びました。
その声を聞いて行ってみると・・・・・なんと!本当に園庭中にいくつもの川が流れていたのです。
T君は、それを見てぱっと、「あめふりくまのこ」の歌を思い出し、「小川ができた!」と知らせてくれたのです。
そして「お山はどこかなあ?どこのお山からあめがふったんだろう?くまさんがいるおやまかなあ・・・」と話すのです。
そんなかわいいつぶやきを聞いているうちにそばにいた先生や友達が「おやまにあ?めが…♪」と歌い始め、いつの間にか園庭中にかわいい歌声が響いていました。その後も「あのね、道にも小川ができてたよ」というK君の話を聞いて、友達4、5人と「道の小川」を探しに行くことにしました。すると・・・・・ここにも見つけました。門の隙間から見える道にも川のように水がどんどん流れていたのです。それを見つけて子どもたちは、「すご?い」としばらく「道の小川」に見入っていました。
普段歌っていた歌の歌詞が現実に見たものと重なり合い、感動した瞬間だろうな。それがこんな風に言葉で表現できるなんて、なんて
素敵なことだろうと感動しました。何日分もの幸せをもらったような気持ちになりました。
また雨の日ならではの感動の秘話をもう一つお伝えします。
先日のブログでも少しお知らせしましたが、雨の日は、靴を脱ぐ位置を固定し、マットの上で「立ったまま脱ぐ」という習慣がつくようにしています。というのも・・・少し前まで小さい子のために座って脱ぐよう、おせっかいやきな?教師が、いすを置いてしまっていたのです。
それを見た園長が、「子どもができるチャンスを奪ってしまっているよ」と「やれるチャンスがあればできるようになるから」と言って、いすをのけてマットだけにしたのです。
するとどうでしょう。みんな立って脱ごうとするのです。
年長さん、年中さんは勿論のこと、年少さんもたんぽぽさんも「立ってできるよ」と言って見守っていると、ちゃんとできるのです。
「できな?い」と言って座ろうとしていたT君も手を持ってあげると・・・できました。!ひとつ、もう片方・・と両方脱げた時には、満面の笑みで「ハイタッチ!」をしていました。きつくてなかなか脱げなかったKちゃんは、友達に引っ張ってもらっていました。
長靴を立って脱ぐということは、バランスをとりながら片方の足で支えなければなりません。なかなかですが、みんなそれぞれにできるんだことが分かりました。
ともすると、教師たちは、少し頑張ればできることを先回りしてやってしまっていることがあり、子どもたちが「せっかくのチャンス」を失ってしまうという大変なことをしてしまうところでした。 反省するとともに、子どもたちから学ぶ素敵な出来事が果てしなくあると感じた雨の日の素敵な一日でした。
会議室では、園長が「楽しい広場」を作ってくれていました。
回転遊具(サイバーホイール)、シーソー、動物トンネルなど室内で遊べる遊具がたくさん出ていて、ひよこさん、たんぽぽさん、こあら組さんたちが汗びっしょりになって思い切り身体を動かして遊びました。楽しいと自然に体が動き、楽しそうなにぎやかな声が会議室中に響き渡っていました。