2016年5月19日 木曜日
今朝、竹林の中で1番高く伸びた駐車場のタケノコを園長が見上げていました。タケノコの皮はすっかりはがれ落ちていて、そこから枝が出ていました。その枝をよく見てみると、どの節からも2本ずつ枝が出ていて、片側に偏らないように互い違いの方向に伸びて、うまくバランスをとっているのでした。これから笹の葉が出てきて、立派な竹になるまで、子ども達と観察を続けていきたいと思います。又、先日竹の皮を使ってぞうりを作ったように、竹の部分も子ども達の遊びや生活に工夫して取り入れていきたいと思います。どこで使われていくかは、今後のお楽しみにしておいて下さい。私達教師は、このタケノコの生長を通して、自然界の中で生きていく生物や植物の順応性や適応力、命の力強さを教えてもらいました。三葉っ子達も、このタケノコのようにすくすくと伸びやかに、生きていく力を身につけながら育っていってほしいと願うのでした。
ミニ運動会まで残り2日となり、運動会に向けての総まとめが始まりました。練習開始前、砂ぼこりを抑えるために園庭に水をまいて準備をしている年長児を見ながら、本番に向けて意識が高まっていることを感じていると、その姿を真似して小さなジョロを手に水をまくプレ年少児がいました。全学年が混ざって刺激し合い影響を受け合いながら成長していく三葉幼稚園の素敵な一場面をみつけることができました。
競技の中でルールを守ることは、とても大切なことです。今日の玉入れの中で、ルールをめぐってのやり取りがあったので紹介します。年中児の玉入れの時のことです。終わりの笛が鳴っても、玉を投げ続けるひつじ組の男の子達がいたことを園長は見逃しませんでした。初めてうさぎ組に勝ったことが嬉しかったひつじ組の子ども達でしたが、園長は透かさず終わっても投げ続けていたことを指摘して、その分を減点しました。厳しいようにも思われますが、勝った時の本当の喜びや嬉しさは、ルールをしっかりと理解して守った時にこそ生まれるのです。この判断は、本物の体験を大切にするが故の園長の愛情だと感じました。今度ひつじ組が勝った時に子ども達が感じる喜びは、今日の何倍もの価値がある物になるのです。
練習後には、昨日カゴメさんから頂いたトマトの凜々子の苗を植えました。このトマトは、そのまま食べてもおいしいのですが、ケチャップやジュースなどに加工してもとてもおいしく頂ける品種です。園長から、「調理師さんが、ハンバーグのケチャップやチキンライスに使ってくれるよ。楽しみだね。」と声を掛けてもらって栽培、収穫に期待をもった子ども達でした。
今日の手作り給食の献立は、「鶏丼、ニラもやし炒め、ポテトサラダ、生石の農園で採れたびわ」でした。鶏丼はもちろんのこと、大粒で甘いびわを喜んで食べていました。
【本日の健康情報】
熱や体調不良で休んでいる園児が数名いますが、早寝早起きをし、しっかりと食事をとって運動会に向けて体調を万全にしましょう。