2016年5月16日 月曜日
朝からどんよりとした雲が広がって、今にも雨が降りそうな中、子どもたちはキラキラの明るい笑顔で登園してきました。今日は吉本先生の家の近所の方が見つけて持ってきて下さった大きなミドリガメが幼稚園にやってきました。間近で見るミドリガメに子どもたちは興味津々で「大きい!」「ちょっと怖いね…」と呟き、まじまじと眺めていました。さくら組のSちゃんは、去年の発表会で「うさぎとかめ」を踊った事を思い出したようで、「うさぎとかめが競争したら、かめが早いんよねー!」と嬉しそうに話していました。一方、すみれ組ではKくんが3匹のカタツムリを虫かごに入れて持ってきてくれました。ご飯は何を食べるのか…この三匹は家族なのか…子どもたちの口からは質問がたくさんありましたが、Kくんは「カタツムリはニンジンを食べるよ!ニンジンを食べるとオレンジ色のウンチが出るんよ」と皆に教えていました。「Kくんは博士やね」と声をかけるとニッコリ笑っていました。生き物の飼育を通して、育てることの大切さや命の尊さなどを伝えていけるようにしたいです。
登園して間もなく降り出した雨が止んだ合間を見て園庭に出て遊び始める子どもたちを尻目に、すぐにポツポツと雨が降り出し、いつのまにか大雨になっていました。砂場下で取り残された子どもたちを見て、年長児はすぐに傘を持って迎えに行く姿が見られました。傘に一緒に入れてもらった年少児は嬉しそうな表情で「優しかったんよー!」とヒーローのような年長児を憧れの目で見ていました。
ミニ運動会まで残り5日となりました。青コースの子どもたちは雨が止んでいる隙を見計らって運動会の練習を始めましたが、なんとなく元気のない子どもたちに園長が「お引越しゲームをするよ!」と声をかけてくれました。年少児は初めてですが、どこに引っ越すのかしっかり話を聞いてとても上手に引っ越すことが出来ていて驚きました。そして「次は先生がみんなの所にお引越しするけど、間違えるかもしれないよー!」と声をかけると何人かの教師が迷子になってしまい違うところに引っ越してしまいました。「あっち!あっちだよ!」と子どもたちが大きな声で教師に呼びかける中、すみれ組のいつもは消極的なMくんが、自信がなさげにゆっくりと歩き出し、迷子になっている教師を迎えに来てくれました。その小さな勇気に感動し、嬉しい気持ちで胸がいっぱいになりました。
今日の給食は、黒糖パン、具だくさん味噌汁、野菜の天ぷら、バナナ、牛乳でした。少し肌寒い今日にぴったりの温かい味噌汁は「おいしい!」と何度もおかわりをしていました。
【本日の健康情報】
休み明けで体調を崩している子が数名います。運動会まであと5日です。手洗いうがい・規則正しい生活を心がけてください。