2016年4月17日 日曜日
4月から新入児が入園しより一層にぎやかになりました。新しい名札をつけてもらって嬉しそうに登園しています。
登園時には泣いていた幼児も好きな遊びを見つけると自然に涙も止まり、そしていつの間にか笑顔になっています。
日に日に暖かい日も増えてきたので、天気の良い日はひよこ組さんのための小さな中庭を作ってその中やテラスで遊ぶことにしています。
お外で遊ぶことが大好きな幼児たちは、保育教諭が「お外へ行こう」と声をかけるといそいそと靴箱から靴を取り出して、ドアの前に並んでいい子で待っているのです。
AくんとBくんは中庭に幼児用のカートを出してもらうと、目を輝かせて駆け寄って行きました。AくんとBくんにつられて周りに1歳児が集まってきました。1歳児のCくんは自分の力で乗ろうとカートが倒れそうになっても、何度も何度も挑戦していました。保育教諭に見守られながらやっとカートにまたがることができたCくんは、満足そうな表情をしてハンドルを握りました。始めは握ったまま座っていたCくんでしたが、友達の真似をして足を前後に動かして走らせようと何度も試みてやがてこつをつかむと、少しずつ地面を蹴って前に進めるようになっていました。
一方、砂や土の感触を素手で確かめていたDちゃんは、手の平に砂をこすりつけたり指でつまんだりして色んな場所へ移動して砂の感触を楽しみながら、カートに集まる友達の様子をチラチラ見ていました。そして1度手を止めて友達の所へ行くと、最初はカートのハンドルを触ったり後ろから押したりして色々試していましたが、しばらくするとカートに自分から乗り自由自在にハンドルを動かしていました。
色んな環境に触れながら友達と場を共有し、身体を動かして試し体験し、技術を自然に身につけてたくましく育っていく幼児たちの姿は目を見張るものがあります。幼児一人一人の育ちを期待し、のびのびと遊べる環境作りと保育教諭の見守りと援助、気付ける目を磨いていきたいと思います。