2015年11月30日 月曜日
今日は晴天でいつもより暖かく、過ごしやすい1日でした。
子どもたちも「おはよう!」と挨拶を交わすと素早く所持品の片付けをして園庭で遊んでいました。
朝、焼き芋の準備をしていると、早くに来ていたきりん組とくま組の子が芋洗いを手伝いに来てくれました。「ありがとう」と言うと、くま組のHくんが「この前みんながしてくれたけん、今日は年長が頑張らんとね。」と張り切ってわらのたわしでゴシゴシきれいに洗っていました。見ていないところで年少、年中児がしてくれたことを恩返ししている年長児の姿にとてもたくましく感じました。
その後、年長児は全員で新聞紙、アルミホイルの順に包んでいくと、包んだ芋を自分の手で火の中へ入れていきました。柵の中に初めて入ると、人の距離がいつもより近いため、恐る恐る芋を投げ入れる姿が見られました。「怖かった?」という子もいれば、「もう1回したい」という子もいて、ただ包むという経験だけでなく、焼く作業まで経験することで、熱さや火の怖さを感じることができるので、ひとつひとつが大切だなと思いました。
また、今日は人形劇がありました。今回のお話は「ねずみのよめいり」でした。子どもたちは始まる前からわくわくしていて、年少児は「人形劇ってどんなんなん?」と言っていました。
ホールに上がると、設置されている舞台に「わぁ?」っと声が上がりました。
始まる前に、お姉さんが「おはようございます」と挨拶をすると、子どもたちはお姉さん以上に元気な声で返事をし、明るい雰囲気で始まりました。「バクは何を食べるか知っている?」と聞かれると、「夢!」と迷わず答え、劇団やバクについて話をしっかり聞いていました。その後、『パンやさんにおかいもの』の手遊びが始まり、みんなが知っている手遊びに少しおもしろさを加えられていたので子どもたちは大喜びでした。
人形劇の話の内容は、ネズミのネネちゃんが仲良しのネオくんと婿探しの旅に出掛け、世界一強いものと結婚する、というお話でした。太陽から始まり、太陽より強いものは雲、雲より強いものは風など、次々とシーンが変わっていく中、子どもたちは少し怖がりながらもネネちゃんやネオくんの問いかけに答えたり、呼びかけたりしていました。途中、笑いがこぼれる場面もあり、お話の世界に入り込んでいました。終わってからも「楽しかったね」「またみたい」という声がありました。また、手遊びを部屋で子ども同士が大笑いしながらする姿もありました。
そして今日は干し柿づくりをしました。年長、年中児はピーラーを使って自分で皮をむいていました。年少児は教師が子どもたちの目の前で包丁を使ってクルクルとりんごむきをすると、長くなった皮を見て「すごーい」という声が上がりました。また、「美味しそう!」という声が聞こえてきたので「少し食べてみる?」と小さく切った皮を渡すと、「パクッ」と食べた瞬間に舌を出して渋そうな表情をしていたので、渋柿について話しました。太陽の光と寒さで甘くておいしい干し柿が出来ることを知った子どもたちは、むいた柿を1個ずつ縄に吊るして「早く食べたい」と食べ頃になるのを楽しみにしていました。
毎日季節に合わせて様々な体験をしている三葉の子どもたちは、本当にいい環境で生活しているなと思いました。そういったひとつひとつの経験が大きくなっても心に残るので、大切にしていきたいと思います。
今日の給食は、ココアパン、あんかけ焼きそば、バナナ、牛乳でした。みんな残さず食べていました。