幼稚園の日記(ブログ)

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  2015年11月10日 火曜日

今朝、副園長が早く登園して来ていた年中の子ども達に、「年長さんの作品を見に行くよ!」と声を掛けました。昨日の職員会でりす組の環境のことが話題となり、子ども達が作品を作ることに意識が向くようにと声を掛けてくれたのでした。私も登園していたりす組の子ども達を誘って年長の部屋を訪れました。らいおん組の部屋では、海賊船やからくり屋敷、うさぎとかめが追いかけっこをするゲーム等、細かくて工夫がいっぱいの作品が並んでいました。それを年長児が詳しく説明してくれると、その話に真剣に耳を傾けて、目をキラキラと輝かせていた年中児達でした。三葉幼稚園では、「環境による教育」を大切にしています。人と人とのかかわりも大事な環境のひとつです。年長児の刺激や周りの友達からの刺激を受け、その体験の積み重ねが年長児の豊かなイメージや知恵を育んできたのだろうと感じました。

昨日、作品展の案内状を見ていた副園長がある事に気が付きました。それは、案内状の一部が欠けているというものだったのですが、その欠けた部分を子ども達と一緒に作ればいいと案をもらって、今日早速作ることにしました。広告を細長く手でちぎって、案内状に貼っていく作業なのですが、広告をちぎる向きによっては紙の繊維の流れに逆らうのでうまくちぎれません。しかし、繊維に沿ってちぎると、不思議なことに真っ直ぐにちぎることができるのです。そんな不思議を体験しながら、案内状は完成しました。子ども達に聞くと、副園長と同じように案内状に違和感を感じていたようで、子ども達の感性の鋭さには驚かされました。出来上がった案内状を手に、「こっちのほうが、本物みたい!」と嬉しそうに眺めていました。今回の作品展の案内状は、いったいなんでしょう?それは、届いてからのお楽しみにしておいて下さい。

今日は、ぱんだ組が初めて施設訪問で、歩風里に行きました。今まで行っていた年長児より、少し小さな子ども達を見て、「小さいねぇ。」「何歳かな?」と、おじいちゃん、おばあちゃん達も目を細めて、微笑んで温かく迎えて下さいました。昨日、副園長に、「自分達が楽しむために行くのではないよ。みんなの笑顔や踊りで、おじいちゃん、おばあちゃん達を楽しく、元気にさせてあげようね。」と話をしてもらいました。少し緊張しながら最初の挨拶をしましたが、手拍子や応援をしてもらっているうちに、子ども達のいつもの活き活きとした笑顔と活動が戻っていました。副園長にアドバイスをもらって、運動会のタイヤ引きを少し変えてお年寄りの方に見てもらいました。笑顔いっぱいで活動する子ども達の姿を見てもらうことができ、保育の内容を考えて選ぶことの大切さを感じました。拍手をたくさんもらい、「上手だね。可愛いね。」とたくさん声を掛けてもらって、とても嬉しそうなぱんだ組でした。