2015年10月30日 金曜日
今朝、年少児のK君が登園すると、門のすぐ横の桜の木を見て「先生、ここの木だけ、はだかんぼになっとるよ」と教えにきました。そこで一緒に行ってみると本当に、他の木に比べ、その木の一部分だけ葉っぱがほとんど残っていなくて枝だけになっていました。子ども達は「寒そうやね」とつぶやいていて、何となく肌で季節の変化を感じているようでした。
桜の木の下には、赤や黄色やオレンジに色づいた葉っぱが落ちていて、子ども達は「こっちにもある!あっちにもある!」と嬉しそうに拾い集めていました。それをどのように使うのだろうと一緒に集めていると、R君が集めた落ち葉を横一列に並べ始めました。そして、「落ち葉の家族!」と嬉しそうにおしえてくれました。すると、その様子を見た友達も、集めた落ち葉を、その横に続けて並べていき、あっという間に50枚近くの落ち葉が横一列に並んでいました。それを見たK君が「たくさんあるけん、さくらぐみみたいやね」と言ったことをきっかけに「これが○○ちゃん」と1枚ずつ名前がつきました。いつのまにか子ども達にも仲間意識がうまれ、その中で遊びが広がっていることを、とても嬉しく思いました。そこへバスで登園してきたY君が、並んでいる葉っぱを見て、葉っぱの上に砂をかけ始めました。並べていた子ども達は驚いた様子でY君を止めようとしましたが、Y君は「葉っぱも木から離れたけん、寒いんよ。やけん砂のお風呂に入れてあげたんよ。」と言いました。3歳児の口から、そんな素敵な言葉が出てきたことに驚くと同時に、とてもあたたかい心を持っているんだなと感動しました。その後も落ち葉を使った遊びは、どんどん広がり帽子にペタペタとくっつけライオンの帽子を作ったり、ブーケを作ったりと楽しむ姿が見られました。身近にある自然を使って、こんなにも遊びこむ子ども達の姿を見て、やっぱり三葉っ子だなぁと改めて感じました。
明日10月31日は、ハロウィンということで、ぞうぐみの子どもたち達が考えてハロウィンパーティーをすることになり、準備をしていました。戸外では野菜ままごとでパーティ用のごちそうを作り、室内では廃材や新聞紙を使って仮装の衣装を作っていました。ドラキュラやゾンビなど子ども達が自分で考えて作った衣装には、一人ひとりの個性が溢れていてとても素敵でした。
今日は青コースが手作り給食で、鳥丼、ニラもやし炒め、大根サラダ、リンゴでした。あったかい鳥丼がとても人気で、おかわりする子がたくさんいました。そして降園前には、みんなで掘ったさつまいもを使って、調理師さんが作ってくれたイモ天を食べました。「あまいね。おいしいね」など口々に言いながら、おいもを味わっていました。
<本日の保健情報> 今日も欠席者は私用の子を含め5名という状況です。ウイルス感染から守るための、手洗いうがいを心がけ、このまま健康で安全に冬を乗り切りましょう。