2015年9月24日 木曜日
シルバーウイーク明けの今日、朝から強い雨が降っていたため事務所横から入ってきたお歩きの子ども達を迎えているとテラス前のお米が目にとまりました。お休み前には稲穂に実が付いてしっかりと立って追たはずの稲が荒らされて茎が半分に折れて垂れ下がっているのです。教師が「わーひどいね、せっかく大きくなっとったのにどうしたんだろう?」と言うと年少のNちゃんは「だれかがいたずらしたんかなぁー」と言いながら周りにいた友達や教師に声をかけ、どうして折れてしまったのかたずねていました。するとたんぽぽ組の教師が「そういえば昨日ウサギのエサ当番に来た時、カラスが園庭に5羽くらいいたからもしかしたらカラスに食べられたかもしれないよ!」と教えてくれました。
それを聞いたNちゃんはひまわり組の部屋に戻り登園して来ていた友達に「たいへんだー!みんなのお米がカラスに食べられて折れとるんよ。」と知らせました。そしてすぐにどうにかしないとお米がかわいそうだと話し、以前ぽんた市場の畑に野菜を守っているかかしがいたことを教師が話題にするとすぐに自分たちで「かかしを作る!」と言い出しました。そして廃材をくっ付けて人形の形を作り、鳥の嫌いなキラキラするものをくっ付けようとお菓子の袋を切り裂いて紐状にしました。
作っている途中、次々そこにかかわる子ども達が増えて皆で棒を探して運び作った「かかし」やキラキラを棒につけて稲の泥船に立てていきました。出来上がった「かかし」を眺めながら「自分たちで作ったかかしでお米を守るんだ!」と自分達がしたことを得意げに話しました。また、このことを他の学年やクラスの友達にも教えようと2階へいき「大変です!みんなのお米がカラスに食べられたので守ってあげています。」と知らせると年長さんは「分かった!」と言ってかかし作りに協力してくれました。いつの間にかお米の所には沢山のかかしが集まり中には雨が降っているからとカッパを着せたかかしが出来ていました。そして話を聞くと年長児が「カラスバリア」が張ってあるからカラスが来れない黄色で塗ったのだと説明してくれました。
一方、ウサギ小屋の横に植えた稲の所にはかかしを立てなくていいのだと話していたのでどうしてかな?と思っていると「そこにはニラが植えてあるから稲とニラをまちがえるので食べられないのでは?」という発想が浮かんだようでした。色々なことを考えながら皆でお米を守る方法を楽しく考えてくれました。
連休中にたくさん落ちたぎんなんを雨が上がると同時に園庭に出た子ども達が拾っていきました。水の中に落ちたぎんなんを見つけたSちゃんは「わあーなんかキラキラしているよ!」とつぶやきました。ちょっとしたことに気づいて感じたことをつぶやいている可愛い年少さん達でした。今日もカゴに山盛りぎんなんたくさん集まりました。 ぎんなんいりませんかぁー!