2009年6月22日 月曜日
たんぽぽ組のMくんが空を見ながら言いました。「先生、明日公園行けるかな?」今日から自由参観日が始まりました。明日は、園外保育に総合公園に行く予定になっていて、Mくんはそのことを気にしているようでした。「雨が降らんようにてるてる坊主作らないかんね。」きっと、Mくんは明日の園外保育を楽しみにしていて、晴れて欲しいと願っているでしょう。
今日、私は子どもの頃の気持ちに戻る発見をしました。年長児の朝顔の苗に水をあげようとした時、よく見ると鉢の下に何かありました。見てみると、泥団子が大事そうに鉢の下の隙間に隠されていました。そういえば子どもの頃、「明日、また続きをしよう!」と誰にも見つからない所に隠して、わくわくしながら次の日を待ったものでした。明日に期待を持って、降園している子どもがいるのだなと嬉しくなりました。
自由参観日では1日1回は各クラス・学年単位での活動が入っています。たんぽぽ組では、今日から作品展が始まるということで早速見に行きました。金曜日の帰りに、「月曜日には、先生がお手紙を付けて飾っておくからね。」と約束して帰ったことで、「作品見に行かんの?」「私の作品はどこにあるん?」と子ども達からは期待している様子がうかがえました。「お友達の作品は絶対に触ったり、壊したりしないこと」・「ホールの中では走ったり、騒いだりしないこと」を約束してホールへ上がりました。ホールに入ると第一声が「おぉー!」という歓声でした。全園児分のたくさんの作品を初めて目にした子ども達は、感動している様子でした。上手なきりんの作品が目に飛び込んできたYくんは、作品に向かって走り出しました。「触ったらいかん!」と注意してもYくんの足は止まりません。「あ!!」と思った瞬間、Yくんは作品の一歩手前でピタッと止まりました。Yくんの足元には土曜日に、「初めて見る作品を触りたくなるだろう。」という副園長の見通しを持った判断から、アドバイスを受けながら教師達で作った柵があったのです。子どもの心の動きと行動を汲み取っての細やかな配慮を、もっと勉強しなければいけないと反省する出来事でした。
最近はたんぽぽ組でもリトミックを楽しんでいます。ビニールテープの円上に、クラスのみんなが座れるようになり、毎日少しずつ成長している姿が見られることが私の喜びになっています。木曜日のリズム遊びでも、リズムに合わせながら楽しそうに活動する子ども達の姿を見せられたらなと期待しています。