幼稚園の日記(ブログ)

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  2015年9月14日 月曜日

朝、子どもたちが登園する時間は空気がひんやりと冷たく秋を感じさせられます。教師が戸外の環境の準備をしていると、「わーい!一番乗り!」と嬉しそうに裸足で年長の男の子たちが走って園庭に出てきました。「あ、銀杏や。」「くさいけど食べれるんよね。」など話しながら子どもたちも季節の変化に気が付いている様子でした。

さくら組のKくんが「先生、お空に!!」と指差した方を見ると、ポンタ農園の向こうの山から飛行機雲がのびてきていました。「わぁ、ほんとだ!」と周りの子どもたちが見ているとその飛行機雲は見る見るうちに長くなり、あっという間に創価学会のビルの向こうに消えていきました。子どもたちも飛行機雲を追いかけじわじわ移動していき、いつの間にか年長児が集まっているドームに行っていました。すると、年長児が口々に「へびみたい。」「なわとびよ。」と雲の形を見て、イメージをふくらませて言っていました。ぞう組のRくんは、その横に広がるもやのような雲を見て「先生、あれは大波小波やね。ざぶんざぶんてなるよね。」と言っていました。すると、他の子どもたちも「わたあめ雲かな。」「さらさら雲かな。」と言い出しました。年長のHくんが「調べたらいいんよ。」と提案し、AくんとKくんと一緒に図書館に行きました。図書館に入るtお「ぼく図鑑があるとこ知ってる!」と一目散に行って雲の図鑑を探していました。「さすが年長さんだな。」と思って見ていると、「雲」の図鑑がありません。「”雲”がないから”空”を探そう。」と一冊ずつ目で追いながら真剣な表情で探していました。Hくんが「あったよ!」と持ってきたのは飛行機の図鑑でした。Hくんは飛行機雲がどのように作られるのか調べたかったようです。ようやく雲が載っている図鑑を見つけると文字を一つずつ指でなじって読んでいました。AくんとKくん、Hくんは図書館から見える雲と図鑑を見比べて「うすぐもだね。」と言っていました。次々と図鑑や本を探しているとKくんが「ぼく研究者になりたいんよ。だからいっぱい本を読むんよ。」と言っていました。するとAくんは「ぼくは虫の博士になりたいんよ。」と言い二人で盛り上がっていました。二人の話をこっそり聞きながら、真剣に話す姿がかわいくておもわず微笑んでいました。子どもたちが大きくなったとき、きっと幼稚園で経験したこと、感じたことが生きるに違いないと思います。幼稚園の中で一つ一つ成長している子どもたちですが、どんな大人になるのかなと思うと、とても楽しみです。私たちは子どもたちの成長の根っこになる部分を育てるために、いろんなことを経験させたり、感じた気持ちを言葉にできるように援助したり、日々の活動を大切にしていきたいと思います。

今日の給食は、「食パン・いちごジャム、豆乳シチュー、バナナ」でした。年長児はお泊り保育以来二回目、年少・年中児は幼稚園で食べる初めての食パン。「ふわふわだ!」「おいしいね。」とどの子もぺろっと完食でした。

《今日の保健状況》

季節の変わり目で風邪をひいている子が多いようです。園内でも手洗いうがいをこまめにしていきます。ご家庭での指導もよろしくお願いします。ぴよぴよで1?2名、ひよこ組で1名手足口病が出ています。ご注意ください。