2015年4月15日 水曜日
昨日からリレーを楽しんでいる年長児ですが、今日は園庭の真ん中に年少さん用の小さなトラックができました。年長のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが楽しそうに走るのを見て年少さんも小さな手でリングバトンを受け渡しながら一生懸命何周も走っていました。ぶかぶかの制服でよちよち走る姿があまりにもかわいくて見ていた教師たちは思わずにっこり笑顔になりました。
戸外で遊んでいると、ぽつ・・・ぽつ・・・と雨が降り出しました。やがてどしゃ降りの雨になり、子どもたちは屋根のあるところに移動して雨宿りすることにしました。ひよこ前のテラス、砂場横のカーポート、図書館下の3か所にわかれた子どもたちは、次第に「おーい!」と手をふり、呼びかけ始めました。テラスから「やっほー!」と呼びかけると、カーポートや図書館下から「やっほー!」の返事が返ってきました。おもしろいポーズをすると、遠くでも同じポーズをしてくれて離れていてもきゃっきゃ!と雨宿りを楽しんでいました。しかし…なかなか雨がやみません。そこで傘を持って向こうにいる友達をテラス前にいる子どもたちが迎えに行くことにしました。「今からお迎えに行くよー!」「待ってるよ!来てねー!」のやりとりを楽しみながら、年長さんが傘を一人ずつさしてカーポートに向かいました。待っている年長児たちは「先に行って。」と年少さんから帰らせてあげようと、自分より前に立たせていました。傘をさした年長さんが友達の手を一人一人つないで園舎の方に戻ってきました。「次は誰かな?」「自分の番はいつ来るかな?」と待つ間もわくわく楽しい時間を過ごしていました。
仲良し会を楽しみにしていた子どもたちはお部屋に帰っても「いつやむかな?」とそわそわしていました。雨がやみ、太陽が出てくると、「外に行けるね!」と大喜びでした。仲良し会が始まる頃にはすっかり青空が広がり、雨雲を吹き飛ばすほどのみつばっ子のパワーを感じました。
アブラハムの子の踊りでは年長さんのお手本を見ながら年少さんも右手、左手…と一生懸命踊る姿が見られました、が!!お手本になる年長さんは大変です!向き合って踊るため左右を反対にしなければなりません。頭の上に?が浮かんでいた子どもたちもいましたが、その表情もかわいく、先月まで年中だった子どもたちが年長になり、お手本として踊る姿を見て頼もしく感じました。おひっこしゲームでも担任を追いかけて嬉しそうに園庭を走っていました。あくしゅでこんにちはやエビカニクス、いかのおすし、さんぽ等全体を通して年少さんと年長、年中が向き合い、年少さんに「こうするんだよ。」と見せてあげながら進めていきました。子どもたちが向き合うからこそ、楽しく、前に教師が立ってもきっとつまらないものになっていたと思います。副園長が進行してくれる中で、次はどう動くか、どこに移動するか的確に放送で指示してくれ、進級児は進級児としての意識をもって動くことで年少さんたちは楽しく活動することができたのだと思います。
明日からも教師がその場の判断を大切に、声をかけ子どもたちと楽しく生活していけるようにしたいです。