2015年3月22日 日曜日
遊戯室では毎日1歳児、2歳児が好きな遊びを楽しんでいます。1歳児は2歳児がしていることを興味を持って必ず隣りにやってきて見ています。この日は2歳児のA君が積み木の箱の中から長方形や正方形の積み木を見つけて積み重ねていました。小さい積み木を重ねる時はテンポよく重ねていきますが、少し大きな積み木の時は倒れないようにゆっくり積み上げていきました。積み上げるだけでなく横に並べたり、並べた上に積み上げたりしていくと家のような形になりました。それを眺めながらAくんは満足そうな笑顔になりました。それを見ていた1歳児がそばにやってくると壊されないか心配そうな表情になっていました。しばらくすると2歳児のBくんとCくんもやってきて積み木で遊び始めました。Bくん、Cくんは最初は別々に作っていましたが、積み木が横に広がっていくとそのまま合体させました。そして2人で話しながら「ここに置こうや」「うん、いいよ」と会話しながら進めていき形がどんどん変わっていきました。
一方Aくんが作っていた積み木のそばにやってきた1歳児のDくんはその積み木のお家にそっと手を出してさわってみました。すると積み木がばらばらと崩れて崩れてしまいました。「あー」と声を出したAくんでしたが困った様子のDくんを見て「もう一回作ろう」と最初から作りなおしていました。その音に気付いた1歳児も近くにやってきて、それぞれが積み木を手に取って並べたり積み上げたりし始めました。今遊戯室では1・2歳児が影響を受けあいながら同じ遊びをしています。積み木もブロックも廃材あそびも他の子がしていることを真似ながら平行して遊ぶのです。
2歳児も最初は保育士に手伝ってもらったり、教えてもらったりしたことを1つづつ身に付けていき、自分でできるようになります。それが1歳児に刺激を与えていくという連続性が幼児の発達を促していくことを実感しています。