2015年2月20日 金曜日
日中の暖かさは少しずつ春の訪れを感じさせてくれます。 昨日、朝のニュースで「お雛様を飾るのによき日です。」と聞き三葉幼稚園でも毎年飾っているお雛さまを出そうと思いましたが、昨年まで飾っていた場所が段飾りを出すのに適していなかったのでどうしようか?思案していました。 すると副園長がいつも飾っているスペースに小台や積み木で段を作りそこに手作りのお雛様を飾ったらいいかもね・・と子ども達にも声を掛けてくれました。
そこに加わった教師たちは「さて、何をどう作ろうかと考えているとそこに集まったきりん組の子ども達は何も言わなくても自分達のオリジナルのお雛様を次々と作り始めました。
お内裏様とお雛様は副園長が三角柱を作っておいたものに年長さんが顔を作って付けました。屏風代わりに貼ってもらった布にはすぐに年長児が可愛らしい模様を付けていました。そして絵本を広げてみた子ども達はお雛様が乗る籠や牛車を作りました。その籠を作る過程はまさに教師も脱帽と言うしかないくらい細かく工夫して作っていました。
年長の作る技術やアイディアもびっくりですがそれにも増してすごいと思ったのはそれに刺激された年少、ひよこ組までが一緒に作り始めたことでした。まだおぼつかない手でちょっとずれた着物を着せてあったり、まがった顔や弓らしきもの、菱餅やごちそうをイメージした物を作ったり、とそれぞれが思いおもいに作った物をそこに並べて行きます。
そこを通る教師達は可愛いねと眺めていくと嬉しそうにまた続きを作って行きました、。ひよこ組のK君はお雛様一人ひとりにプチプチの廃材を切って座布団を作って敷いていました。そんな所に気づくのもまた驚きですが 廃材遊びの環境がいつもそこにあってすぐ遊びにつながる子ども達のイメージが豊かだからこそだと思いました。
今日の子ども達の姿を教師達はただただ、「すごい」「可愛い!」「へえ?」と誉めたり関心したりするばかりでした。手作りのお雛さまは子ども達の気持ちと心のこもった物ができました。そしてそれが次に年長のテラスや年中のフロアーにも広がりつつあります。もしかしたら月曜日からお雛様作りが続くことを思うと今日の様子を見たり聞いたりした教師達は今からワクワクしています。
そんな中10時半を過ぎた頃、子ども達には抜き打ちで避難訓練(地震)をしました。ミニ発表会の練習、お雛様作り戸外遊びと様々な活動をしている時でしたが今までの訓練が生かされ落ち着いて避難出来ていました。役員会に来ていた役員さん達もとっさの判断で参加してくださり園全体で避難することができました。
明日は東京から講師を招いてフリースクールそして午後は食育の東城先生も来園されます。皆様のお越しをお待ちしております。