2015年2月15日 日曜日
戸外で身体を動かして遊んだ幼児達は毎日の給食が楽しみです。給食の時間になるといそいそと自分のいすを上手に持って運ぶ姿にたくましさを感じます。その様子を見ていると友達とぶつからないように譲り合いながら運んでいるのです。そうしているうちに保育士が給食を運んで準備を始めると、「今日は何?」と聞いてきます。そしておいしそうな給食を見ながら幼児達の準備も急ピッチですすんでいきます。
2歳児のAくんが「今日はスープ?おいしそう」と言うとBくんCちゃんもお皿をのぞいて「じゃがいもが入っとる」「にんじんもある」と言いながらスプーンの用意をしていました。「いただきます」をすると早速Aくんはパンを小さくちぎってお皿の上に並べます。Bちゃんはポトフをスプーンですくっておいしそうに食べ始めましたがお皿の絵が見え始めるとパンに残ったスープをつけて食べていました。すると隣りで食べていたDちゃんもパンを一口大にちぎってお皿がぴかぴかになるまでスープをつけて食べていました。
カレーうどんの日はカレーうどんはおわんに、パンと副食、デザートがお皿に入っていました。幼児達がカレーうどんの入ったおわんをこぼさないように慎重に運んでいるとEちゃんが「ここに置くんよ」と三つ皿の空いている広いところにおわんを置きました。自分たちで運んでいた幼児はそれを聞くとお皿の上に乗せました。そして同じテーブルの友達がお皿の横に置いていると「ここに置くんよ」と教えてあげていました。教えてもらった幼児もすぐに自分で三つ皿の上に乗せました。毎日食べていて当りまえのようになってしまいそうな給食でも幼児達には毎日違った発見や気づきがたくさんあり、1つ1つ体験として蓄積されていくのです。給食の食べ方や食器の扱い方など毎日の経験からいろんなことを学んでいきます。保育士達も調理師さん達がみんなのために作ってくれたことを伝えていと「おいしいね」「きれいね」「よかったね」等々たくさんの心の表現を語りかけています。