2009年5月15日 金曜日
今日の天気はくもり。いつもは、登園するとすぐに裸足で園庭に出て遊ぶHくんも靴を履いて遊んでいました。「裸足にならんの?」と尋ねると「嫌よ。寒いもん。」という言葉が返ってきました。確かに最近半そで半ズボン裸足でも暑いくらいなのに、今日は肌寒く感じます。そして、次に聞こえたのは、「明日雨なん?」という言葉。昨日、ぺんぎん組では「明日いつも以上に最後の練習頑張ったら、きっと神様が見ていてくれて土曜日はお天気になるかもね。ぺんぎん組が1番になるように頑張るぞー。」と降園したのに、このままでは雨になってしまいそうな空の色。そこで昨日から、浸し染めの作品からこいのぼりを作るコーナーがてるてる坊主を作るコーナーに変わっていました。私はHくんを誘って、てるてる坊主を作るコーナーへ行きました。すでに数人の子ども達が作り始めていてみんな思いは1つです。てるてる坊主さん明日天気にしてください。私もその1人1人の思いを受け止め、1つ1つをロープにつるしていきました。いつの間にかロープにはたくさんのてるてる坊主が並びました。
親子運動会の最後の練習の時間になりました。今日の子ども達の目はいつもと違います。とてもやる気が伝わってきて、私自身が楽しく元気に頑張ろうという気持ちが沸き上がってきました。普段の私は、練習となると緊張してしまい、笑顔がなくなっていたのではないかと思います。けれど、今日はとてもリラックスして臨むことができました。子どもたち自身よく考えて動くことができ、力一杯頑張る姿がありました。最後の競技が終わりトラックの中にみんなが集まっている調度その時、お日様が顔を出しました。副園長の「てるてる坊主のおかげかな。それよりもっと強いものがあるよ。それは何かな?」という問いかけに、年長児から「みんなのパワー」と大きな声が返ってきました。子ども達のパワーが厚い雲を吹き飛ばし、お日様が見えたのだと私も感じました。この1カ月を振り返ると、新採の私は子ども達のパワーに驚きの連続でした。子ども達の明るさ、元気さ、三葉っ子の発想にいつも私がついていくのが精一杯の毎日です。上手くいかなかったり、不安になることもありましたが、いつも子ども達に励まされています。そのパワーを感じる度に頑張ろうと思うことができました。
明日は、親子運動会です。子どもたちの作ったてるてる坊主と、子ども達のパワーで雨が降らないことを祈りたいと思います。三葉っ子の素晴らしい姿を楽しみにしていてください。