2014年11月29日 土曜日
今日は、11月のフリースクールの日でした。テーマは「焼き芋と干し柿パワー」で子どもと保護者が教師と一緒に渋柿が甘くなる不思議?お日様パワーってすごい!ことを学びました。会議室に集まるとまずはじめに「さるかに合戦」の紙芝居を見ました。副園長の優しい語りかけに子ども達は、うっとりしながら聞き入っていました。さるかに合戦の中に出てくる柿は、甘柿ですがやはりお日様パワーで甘くなっていくことが分かりました。昔から語り継がれているお話をこうして聞くと改めて素晴らしさを実感しました。
いよいよ、その後は、先生達の劇です。自由参観日で渋柿を吊るし柿にした子ども達は、劇の中で色々な問いかけにも元気いっぱいに答えていました。劇の中にでてくる「シブガキ隊」にも興味津々でラップ調に出てくる様子に保護者の方もケラケラと笑っていました。お日様の力で皮をむいだ渋柿は、渋味が糖に変わり甘くなります。その甘くなった干柿を食べるとカロチンを多く含み風邪をひきにくくなると共にカリウムも増すので体内の塩分を消化してくれてむくみがとれます。又、食物繊維が多くなり便秘予防にもなりますし美容にもとてもいいのです。しかし、干柿はカロリーが高いので食べ過ぎにはご注意です。お日様には、柿だけではなく大根や芋を干すとおいしくなったり、栄養も増したりします。
さて、いよいよ実践です。柿を吊るすための縄をなうのですがなかなか思うようになえず、四苦八苦の保護者を知り目にスイスイとなっていく子どもに苦笑いする人の姿も見られました。無事に渋柿作りを終えると、その間にさつま芋に新聞紙とアルミホイルを巻いて、火の中に入れておいた焼き芋も焼けおいしそうに食べていました。
その後は、副園長にしめ飾りの作り方を熱心に聞きにくる保護者もおり、まるでミニ講習会のようになっていました。わらを利用してしめ飾りを作ったり、白い紙でしめ紙を作ったりして時間を忘れる程楽しまれていました。11月のフリースクールは、自然物に触れながら親しみ、多くのことを学ぶ場になりました。今度は、干柿になった様子や味わった感想も是非、教えて頂いたらと思います。