2014年11月13日 木曜日
作品展もまじかに迫り、昨日から展示室になる年中フロアーの廊下の壁面を各学年でテーマを決めて飾り付けています。今日は一人ひとりが描いたり作ったりしたものを貼っていき又、年長さんはお店作りを始めた様で外にはあまり出ていなかったので年少やひよこ組がここぞとばかりに我が物顔で木工のコーナーで遊んだり、土粘土で楽しんだりする姿が見られました。
時折強い風が吹いて寒いと感じる中、ふと見ると砂場の奥のアスレチックのあたりで遊んでいるぴよちゃんがいました。「何をしているのかな?」と思い、近づいていくと落ち葉をいくつか拾って握り、それを金網のフェンスから出してパッと手を開いて落ち葉が風に乗って飛んでいくのを楽しそうに見ているところでした。しばらく様子を見ていると「面白いことしているよ!」と3歳児が気がついて同じように落ち葉をフェンスの隙間から飛ばしていました。しかしただ落としているだけでなく手を伸ばして風が吹いた時に手を開くと遠くの方に飛んでいくことに気がついている子がいたのです。
自然の風を感じてそれを遊びの中で別の事を発見しているのがぴよぴよの子ども達から出てきた事に驚き、同時に誰かに早く見てもらいたいという思いにかられました。そこで近くにいた教師にそのことを話しているとまた他の子が「あそこに葉っぱがいっぱい落ちとるよ1」と団地の公園を指さして言いました。そこで副園長に行ってみてもいいか話すと「道路を渡る時気を付けてね。」と言って許可をもらうことができました。最近落ち葉の絵本を見て色や形、虫食いの葉っぱなどの話を聞いていたのでその日は落ち葉を集めて遊ぶ子ども達が多く、フェンスの落ち葉も団地の落ち葉も手に取っては「赤色、黄色、茶色、これは穴があいてるから虫さんが食べたんよね。」と色々な事を感じながら遊んでいたのでした。
団地の公園では丸い砂場にたまった落ち葉に飛び込み集めては振りまくとまたそれが風に乗って飛ばされて大きな歓声が上がっていました。まだ木に残っている葉も沢山あったので「また今度、皆を誘って来ようね。」と言って帰りました。身近な自然は子ども達にとって見る触る感じる絶好の教材でした。
今日は両コース共手作り給食でした。前日から漬け込んだ鳥のムネ肉にしっかり味がしみ込んだから揚げ、きゅうり、キャベツ、コーンのサラダ、切り干し大根の煮物、玄米ご飯、デザートの梨でした。玄米ご飯は年長児達が収穫したお米で、胚芽もぬかも落としていないので栄養たっぷりです。新米なのでよく噛むと甘みがあっておいしいので子ども達も歯ごたえを感じながら味わって食べています。