2009年4月15日 水曜日
年少児が入園して4日がたちました。子ども達は自分のロッカーや靴箱の場所を覚えて自分で片付けようとする姿が見られるようになりました。そして、所持品の始末を終えると自分のしたい遊びを見つけて遊んでいます。たんぽぽ組の子ども達も年長・年中のお兄ちゃん、お姉ちゃんの遊んでいる様子を真似て、包丁ままごとや色水作りをして楽しんでいます。
室内では昨日廃材のコーナーを作ったことで「今日もバンバンを作ろう!」とMくんが登園してきました。昨日は初めてセロハンテープを使って、自分ではうまく切ることができず教師に手伝ってもらって廃材で鉄砲を作りました。今日はコツをつかんだようでうまく切ることができ、「強いバンバンを作る!」と言って何度もセロハンテープを切って、貼ることを楽しんでいました。6月には春の作品展があります。そのことも考えながら、子ども達がイメージを膨らませやすい素材を用意して、作ることを楽しめるようにしたいと思います。
今日は「なかよし会」がありました。なかよし会とは、年長・年中児が年少児を歓迎する会のことです。年長・年中児も進級して日があまりありませんでしたが、「年少さんは何をしたら喜んでくれるんだろう?」と子ども達で考えたようです。年長さんは、年少さんの迎えをしたり、会食の準備や片づけをしたりして進んで活動する様子がみられました。年少さんも、年長・年中児の踊りを見て楽しんだり、一緒に踊ったり触れ合ったりしてなかよし会を楽しむことができました。
なかよし会の後は、古森先生達が作ってくれた手作り給食を食べました。メニューは、「黒豆ご飯のおにぎり・野菜豆乳シチュー・豚肉のからあげ・レタス・いちご・りんご納豆・いちご紅芋大福」と盛りだくさんでした。大きな野菜の入ったシチューを大きな口をあけておいしそうに食べる年少児の姿に、思わず教師も幸せな気分になったのでした。
午後の保育が始まり、少しずつ園生活の流れがわかってきた年少の子ども達ですが、これから自分のしたい遊びを伸び伸びとできるように環境を整え、教師も子ども達の遊びにかかわって一緒に楽しみたいと思います。
色水コーナーでの出来事です。教師が汚れた台をきれいに拭こうとした時、うさぎ組のHくんが「先生!待って!バッタがおるんよ!」と道路で摘んできたよもぎの陰から出てきた小さなバッタを見つけて言いました。また、「アリさんがバケツの中で溺れとる!」という教師の声を聞いたSくんは、「助けてあげないかん!お野菜の所に逃がしてあげな!」と言いました。色水遊びの中にも大人の目にはとまらないバッタに気づく子ども達。小動物の命を大事に思う子ども達の姿に保育終了後のミーティングでは、教師たちみんなで感動し、その気持ちを大切にしたいと話し合いました。