2014年7月26日 土曜日
お泊り保育の速報はご覧になられたでしょうか?!子ども達のドキドキと期待を持って登園する様子を見て教師達は、少しでも緊張がとけるように元気に挨拶をして迎えました。登園後、ホールに集合して副園長がお泊まり保育に参加する意味について話をしてくれました。”大人”という字は、一人で何でもできる人という意味、みんなはまだ”小人”(小さい人)だけど、友達と協力していくことで、料理もできる!お布団もし敷くことができる!一人でできないことは助け合おうねと約束をしました。「体は小さいけど大人だよ☆」を合言葉に一日目がスタートしました。
昼食は、ランチルーム移動すると、みんなの大好きなメニューがずらりと並んでいました。『ニラみそきゅうり・リリコ・おにぎり・なすの炒め煮』どれも大好きな物ばかりで、みんなペロリと食べてしまいました。野菜を育てて下さった運転手さんや朝から心を込めて作ってくれた先生達に、感謝しながらおかわりもたくさんしていました。
昼食の後は、三角巾とエプロンを友達と協力してつけ合い、キッチンルームで『豆腐ハンバーグ作り』です。副園長から材料の説明を聞くと、野菜や調味料の他にニンニクとしょうがも入っていて、食べると体力がパワーアップし、体が温かくなる働きがあることを知りました。野菜のみじん切りでは、包丁を持ち、みんな真剣な表情で細かく切っていました。混ぜる時も声を揃えて「おいしくな?れ♪」と言いながら、楽しんで混ぜていました。一人ひとりが丸めたハンバーグは、様々な形になりましたが、バットに並べると「ハンバーグが出来るのが楽しみやね。」と話しながら出来上がりをとても楽しみにしていました。
温泉は毎年「ゆとりあ温泉」を使わせてもらっていて、今年もバスで温泉まで行くと、お店の方が温かく迎え入れてくれました。温泉に入って教師に頭や体を洗ってもらった後は、ぞうさんのすべり台を勢いよく滑って「ドボン」と頭までお湯の中にもぐっておしまいです。さっぱりした後は、園に帰って冷たいかき氷をおいしくいただきました。
そして、待ちに待った夕食の時間です。みんなで力を合わせて作ったハンバーグは、調理をしてくれた先生達の力も借りて、なんと「100点!!」を副園長にもらいました。それを聞いた子ども達は大喜びでハンバーグを一番にとって食べ、「僕たちが作ったけんおいしいなー」と顔を見合わせていました。
日が暮れて、次はキャンプファイヤーの時間です。みんなが外に集合して副園長のお話を聞いて西の空を見上げていると…「えっ?!」と子ども達が驚いた声を上げました。そこには火の神様のあかりが近づいてきていました。太陽からの火を神様が届けて下さったのです。その火を分けてもらって点火し、「もえろよもえろ」の歌を歌ったり、そら豆音頭を踊ったりして、最後には手持ち花火をしてキャンプファイヤーを楽しみました。先生達の出し物は「ももたろう」子ども達から時々ももたろうや犬、猿に声援があがり、なかなかの好評でした。
一日も終わりに近付き、最後はみんなで協力して就寝準備をしました。大きな布団を二人一組になって運び、シーツも端と端を引っ張ってしわのできないよう気を付けながら自分達でやり遂げました。布団を敷き終わって集合写真を撮る頃には、中には目を半分閉じかけている子ども達もいました。電気を消すと、あっという間に目を閉じて眠っている子もいれば、副園長が読んでくれる「泥棒学校」のお話を聞いているうちに眠った子もいて、今はみんなスヤスヤと眠っています。今日はどんな夢を見て、明日はどんな表情で起きてくるのか楽しみです。