2014年6月2日 月曜日
今朝、副園長がマーガレットの木の枯れた花の刈り込みをしていると(実は以前から副園長が私達に呼びかけていてくれたのですが、いっこうにやろうとしなかったのでとうとう・・・なのです)年長さん達がはさみを持って、お手伝いに来てくれました。副園長が刈っているのを見ながら、パッチンパッチンと枯れた花を切っていきます。「こうして枯れた花を切ってあげるともう一回お花が咲くんだよ」と話してもらうと「またきれいなお花が咲くといいね」と話し、なごやかな雰囲気の中「マーガレットの散髪」をしていました。
刈り取って落とした花は、年少さんが小さなくまでを使って、集めてくれました。
さて今日から6月!!ひよこ組さんは、今月から6人になりました。5月入園のK君とS君は、お友達が増えた事が嬉しくてたまりません。毎朝トマトのリリコに「おはよう。りりこちゃん」と声をかけてお水をあげているS君は、さっそく新しい友達H君とMちゃんにひよこ組のトマトのある場所を教えてあげていました。
朝、ちょっぴり泣いていたH君も、S君に誘われてにっこり!ジョーロでお水をあげていました。
また、ひよこ組のみんなでイチゴのプランターを見ていると、副園長が大変なことに気づきました。
せっかく赤く熟したイチゴの様子が何だかおかしいのです。実は、教師達がイチゴが土に触れると腐ってしまうといけないと思い、黒いビニールを土の上にかけていました。
そのビニールをめくってみると土がカラカラに、乾いていたのです。どうやらお水を根でなく、葉っぱにあげていて、お水をあげてもあげても水は、土に染み込まなかったのです。
副園長は「あら大変!イチゴがのどが渇いて大変!ひよこさんお水あげてくれてる?」とひよこさん達は大きな役割を頂いたのです。
皆張り切ってそれぞれジョーロやらペットボトルに水を入れてイチゴの根元にお水をあげていました。
「イチゴさん、のどが渇いとったから、喜んでるね」と話しながら何度も水を汲みに行っていました。
そのとき、K君が、水道の口から水を入れているお友達に「もったいないけんここでいれるんよ」といい、ドロ舟にたまっている水をペットボトルの中にブクブクと入れ始めたのです。
それをみたS君も「もったいない!」と言ってドロ舟の水を入れていました。
こんな風に子ども達の生活そのものが学びです。
私達教師は、気づいたことを子ども達に伝えていくこと・知らせていくこと、そして植物も動物も飼育する以上は、先日のカニのようにそのものの命に責任を持つことなのだと、今日も職員会議で話し合いました。
ひよこ組のR君は、初日で少し泣いていましたが、帰ってからお母さんに「イチゴがのど渇いとったからお水あげたんよ」としっかりお話したそうです。
なんと嬉しいことでしょうか。私達教師の喜び・感動は、こういうところにあるのです。
私達自身、毎日子ども達から学ぶことばかりです。こんな素敵な子ども達と過ごせるこの時間を大切に学んでいく瞬間を逃さないようにしていきたいと思います。
今日の給食は、☆パン・野菜たっぷり焼きそば・野菜サラダ・オレンジジュース☆でした。
いっぱい遊んだ子ども達は、焼きそばやサラダのおかわりをして美味しそうにお腹いっぱい食べていました。