幼稚園の日記(ブログ)

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  2014年5月29日 木曜日

昨日、年長児がそら豆が実っている様子を確かめる為に副園長と一緒にサンヤ市場(ポンタ農園)に行きました。そして、そら豆は、もちろんですが20種類以上の野菜があることやその中には、瓜の仲間やナスの仲間、玉ねぎの仲間があることを教わりました。そして、玉ねぎやにんにくを少し頂いて園の方に展示し、年少、年中児が見れるようにしていました。又、昨日の職員会議では、サンヤ市場で沢山の野菜が栽培されていた事、又、植物の生長の過程などが話題になり聞いているうちに私は、「明日、年中児を連れて行き、沢山の野菜を見せたいな、植物の生長の様子を見せたいな」とワクワク感でいっぱいになり、副園長にその旨を伝えました。そして、今朝、サンヤ市場の藤岡さんに電話をし、みんなでサンヤ石場に行かせて頂くようお願いしました。快く、了承してくれた藤岡さんと田中さんは、年中児を笑顔で「よく来たね、待っていたよ」と迎えてくれました。そして、サンヤ市場の看板娘、息子でもある、ヤギのメイちゃん、犬のポンタ君に「おはようございます」と挨拶をして、ジャガイモ畑に到着です。ジャガイモ畑に行くまでに、なんと右側には、にんにくやピーマン、左側には、サニーレタスがありました。そこで、藤岡さんが子ども達に呼び掛けました。「ねえ、みんな、この野菜は何か知っているかな」すると、昨日、年長児が持って帰った野菜の名前を知っていたのか、りす組のMちゃんは、大きな声で「にんにく!」と答えました。私は、まさか知っているとは、思わなかったので「すごい!」と思わず大きな声で言ってしまいましたが、その反面、子ども達の知識を見くびっていたと反省しました。もちろん、藤岡さんからは、「大正解」との声があり、Mちゃんもとても嬉しそうでした。そして、「にんにくは、玉ねぎに似ているよね、でも、茎がシュッと高く空に向かって伸びているよ。それから、にんにくは、臭いも少し、臭いかもしれないけど栄養満点だから、おうちの人にも教えてあげてね」と説明してくれました。にんにく畑を通り過ぎると次は、トマトです。子ども達は、すぐに園で育てているトマトのりりこを思い浮かべ「りりこちゃんだー」と言いました。そこもつかさず、おじちゃんから「これは、トマトのアイコだよ。トマトにもいろんな種類があるんだよ」と教えてもらいました。そして、次は、そら豆です。子ども達は、「そら豆みー付けた」と、とても嬉しそうでした。ここでは、田中さんから「昨日、年長さんが持って帰ったそら豆だよ。そら豆は、若い時は空に向かってぐんぐん伸びて、もう食べ頃だよと熟したら下に垂れるんだよ。そら豆は、大きくなりながら色々なことを教えてくれるんだよ」と語りかけてくれました。

そして、ようやく、ジャガイモ畑に着きました。おじちゃんから「今度、みんなが掘るジャガイモ畑だぞー」とニコニコしながら教えてもらい子ども達もますます期待が高まっていました。みなさん、ジャガイモの種類によって花の色が違うってしっていましたか?恥ずかしながら私は、初めて知りました。紫、薄紫、白の花が咲くんですよ。おじちゃんからもらった、花は、子ども達が園に帰ってすぐ、水をあげて、元気いっぱいです。ジャガイモの花の他にも柿の赤ちゃんも頂きました。クラスで大切に育てたいと思います。

 

昨日、副園長が年長児に話してくれたように説明をすることを任された藤岡さんと田中さんは、子ども達のために副園長に負けず、野菜や畑の話を工夫して話してくれました。地域とのつながりを作ってくれている副園長、そして、地域の方に守られている三葉っ子は、本当に恵まれています。青空の下で、緑に囲まれて、沢山の発見をした一日になりました。

 

くま組は、年長になって初めての歩風里交流がありました。お年寄りに元気をあげたり喜んでもらったりすることはもちろんのこと、自分達で次の行動を考えて主体的に進めていくことが今日の目標です。副園長から子ども達が主体的に活動できるチャンスを意識して与えていくという指導を受けた私は、今朝からもう一度子ども達と練習をしていきました。そのことで、子ども達は自分達でセリフや動きを考え、自信をもって笑顔で踊ったり歌ったりしていました。お年寄りにも大変喜ばれ、涙を流す方もいて子ども達は楽しいという感情以外のものも感じ取れたようでした。子ども達の主体性が育つには、目的を正しく理解し、そのために必要な物や行動を自分で考えて動いていくことが大切なのだと感じました。教師は、子どもを信じ、任せてみること時に援助するという今日の反省を次の保育活動に活かして、子ども達のチャンスを潰さないように気をつけていきたいと思います。