2009年3月3日 火曜日
昨日、今日と、お餅つきに向けて、子ども達が、よもぎを採ってきてくれました。そこで、よもぎにまつわる、おもしろいエピソードを紹介したいと思います。昨日H君がバスを降りるとすぐ「よもぎもってきたよ」とやってきました。そこで、子ども全員が集まった時に、よもぎについて話をしてみました。まず「これ何か知ってる?」と言うとすぐに返ってきたのが「ぶろっこりー!!!」。。。「本当?なら今から匂いかいでみて」と言って1人ずつに匂いをかがせてみました。すると、みんな黙りこんでしまいました。そしてR君が「パセリや!パセリの匂いがするもん!!!」と自信満々で言いました。それにつられて、みんなが「パセリー」 そこで持ってきてくれたH君に「これは何だった?」と正解をいってもらいました。「よもぎ」と聞いて「ん?ももぎ?よもぎ?」と言って初めて知った子がほとんどでした。そして、その後の給食では、たまたま「ぶろっこりーのサラダ」がでました。それを見た子ども達は「これがぶろっこりーや!」と言ってよもぎと見比べていました。そして「あー、ぜんぜん違う。大きさも違うし、匂いも違う。葉っぱも違うね」と違いを確かめていました。そうやって1つ1つ名前や特徴を覚えていくのかな。と思いました。そして、降園時にもう1度「これ何だった?」と聞いてみました。R君がすぐに「こむぎー」と答えました。他の子が「よもぎやろ」と言うと、R君が「あちゃー」と言って、みんなで大笑いしました。
そして、今日は、天気予報は見事に当たり雨になりました。部屋では、絵の具、廃材、輪つなぎ、ブロックなど自分の1番したい遊びを選んで遊んでいました。粘土コーナーではお店「ご飯屋さん」ができていました。女の子が粘土で料理をつくり、男の子が大型積み木で、お店を作っていました。A君は、広告のお金の表示を切り取ってお金にし、電話を置いて注文を受けていました。また、お店の中では4.5人の子達が集まって、「うまいなー!」と言ってお茶を「のほほん」とした顔をして飲んでいました。とてもかわいくて、子ども達「考えるようになったなー」と感心しました。
そうしているうちに、お昼になりました。片付けていると、ぺんぎん組さんのH君が「一緒にたべませんか?」と誘いに来てくれたので、すみれ組で一緒にお弁当を食べる事にしました。同じバスの子はもちろん、他のバスの子も「あー、同じふりかけやな」とか「名前何て言うん?」「えびフライおいしそうやね」「次何組になりたい?ぺんぎん?」などと楽しそうに会話する姿が見られました。子どもは空気のようにスーっと仲良くなれるのですね。ところで、今日はひな祭りということで、お弁当に「ちらし寿司」や「おひな様のかまぼこ」が入っている子もいました。お母さんの優しい心が伝わり、子ども達も大喜びでした。
一方、年長さんは、今日はおもちつきに向けて、もち米を洗いました。「1粒1粒落とさないようにね」と大事そうに、洗っている姿を年少の子どもも「楽しみだね」と言ってのぞきに行っていました。その後の、卒園式の練習では、前髪で目が隠れている子ども達を見て、古森先生が「みんなはどうやって産まれたか知ってる?お母さんと神様が相談して「おめめは、お母さんに似せようかな?」「お鼻はお父さんに似せようかな?」と相談して1番かわいい顔に産んでくれたんだよ。だから、髪で顔を隠さないで、せっかくお父さんお母さんと神様がくださった1番かわいい顔をしっかりと見せて素敵な卒園生になってね。だから歌も「お父さんお母さんありがとう」という気持ちで優しく歌ってね。そしたらお母さんもそれを見て嬉しくなるからね」と言葉をかけてくれました。それを聞いた子ども達は一生懸命に顔が見えるように何度も何度も前髪をかきあげていたそうです。部屋へ戻ってからも、トイレの鏡を見に行って「うん。おでこ出した方が私かわいい」と言ったり「かちゅうちゃでかわいく髪をあげようかな。OOちゃんはピンでとめるといいかもよ?」などと言い合う姿がありました。みんなの1番素敵な表情をしっかり見せて、かっこよく卒園してくれる事でしょう。