2009年2月25日 水曜日
今日は、ぺんぎん組がデイケアセンターのケアフル竹原を訪問しました。4月から1ヶ月に1回の割合で年長児が交流会に行っていましたが、3学期になり年長児からバトンをうけて年中児が訪問しています。2月はぺんぎん組の番になっていました。そこで、発表会が終わってから子ども達と内容を考えて練習してきました。
「踊りは元気なおまつり忍者がいいんじゃない?」
「すごろく遊びがしたい!!」
と、子ども達から意見が出てきてプログラムが決定しました。今回の目標は、”自分達ですすめていくこと”です。プログラムの紹介はグループごとで進め、列に並ぶことやゲームの進行、準備も子ども達に任せることにしました。今日は古森先生にも一緒に行ってもらうつもりでいたのですが、会議とこあら保育の給食の準備があり、引率ができないということでした。”みんなは何のために行くのか”、”色々なお年寄りがいること”、”どのように接したらいいのか”など、人に対する心遣いについて話してもらって、元気よく出発しました。
着くと少し緊張した様子で挨拶をして交流会が始まりました。”おまつり忍者”の踊りは、始め掛け声が小さかったのですがお年寄りの手拍子に励まされて、徐々に元気になり終わったときにはいっぱいの拍手をもらいました。触れ合い遊びでは”お引越しゲーム”をしました。踊りながら違うペアを探して、次々と変わっていきます。ペアのいないお年寄りはいないか、子ども達なりに気を配り可愛い笑顔でゲームを進めることができました。”すごろくゲーム”は、自分達で考えて動く場面が多く、戸惑うこともありましたが可愛い子ども達の表情にお年寄りにも喜んでいただけました。
園に帰って、古森先生への報告の中で
「早く並べんかった・・・。」
「大きな声が出んかった・・・。」
と、自分達なりに反省する声が聞かれましたが、
「元気よく踊れたよ!」
「私と踊ったおじいちゃんは、泣きよった!」
と、自分達がお年寄りを元気付けてあげられたことを感じ取った子どももいました。
さて、もうひとつの深イイ話です。
昨日のことです。年長のRくんに担任のH先生が注意したところ、ふざけてからかってしまったのです。その姿にH先生は
「君のために教えてあげていたんだけど、もういいね。」
と、少し冷たく突き放したその帰り、どうしようかと悩んだRくんは去年の担任のN先生に
「H先生と帰るまでに仲直りできんかった・・・。」
と、しょんぼりして言って帰ったそうです。そして、その日家に帰って、そのことをお母さんに話すと
「それはいけないね。H先生はRのために言ってくれたのに。」
そして、弟にも
「それはいかん!!」
と言われて、「悪かった。」と反省しました。そして、今朝1番にH先生に謝り、仲直りすることができたのでした。
1年の間にたくさんの出来事を一緒に乗り越えてきた担任とクラスの子ども達は、気がつくと深い絆でつながっていたのでした。Rくんは、きっとこのことを忘れないでしょう。ぺんぎん組の子ども達が年長に進級するまで、あと17回登園日があります。私もぺんぎん組の子ども達と忘れない思い出作りをしていきたいと思います。