幼稚園の日記(ブログ)

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  2014年3月16日 日曜日

1歳児、2歳児がかかわりを持って遊ぶ姿が見られるようになってきました。1歳児のAくんはぬいぐるみがたくさん入っている箱の中からぬいぐるみを1つふたつと畳の上に出し始めました。その様子を周りで見ていた幼児達は楽しくなって一緒にぬいぐるみを出し始めました。そしてぬいぐるみを全部出してしまうとその箱は思ったより中が広くAくんはその中に入ってみたくなりました。入ってみると意外と心地よく自分だけの居場所ができ、「キャーキャー」言いながら箱の中に座っていました。その声を聞いたBくんがやってきて後ろからそっと中に入りました。いつもなら自分の場所を譲らずけんかになってしまうところなのですが、この時ばかりは「どうぞどうぞ」と言うように中に入れてあげていました。そして箱の中で足をトントンさせながら遊んでいる2人の様子を見た2歳児のCちゃんDくんもやってきて中に入ろうとしました。だんだん狭くなっていく箱の中で身体を横に寄せながら、友達が入れるように譲っていくAちゃんとBちゃんの姿がありました。

次にままごとを持ってやってきたEくんはままごとが邪魔にならないように上手に隅に寄せながら箱の中に座りました。又、別の幼児が中に入ると今度は外に出ていたぬいぐるみを幼児が同じ箱の中に入り、まるでお風呂にでも入っているかのようにのんびりとすまし顔で座っていました。本来ならぬいぐるみを片付ける箱ですが、中のぬいぐるみがなくなるとそれは幼児達にとって魅力的な遊びの環境になるのです。そして普段なら場所の取り合いになってしまいそうな場面でも共有できる限りは2歳児同士でも譲り合うことができるんだなとその姿を見てほほえましく思いました。