2014年3月11日 火曜日
今日はぽかぽか陽気で、幼稚園の庭に春がやってきました。敏感な子ども達の声も今日は一段と華やいでいるように感じました。
ままごとコーナーでは、年少児から年長児までが混じって料理を作って楽しんでいました。図書館の下のままごとコーナーの野菜も今日は豊富で、日当たりのよい場所に移動するとみんなが寄ってきて、創作料理がたくさん出来上がりました。
園内の畑に植えていた春菊の若芽を収穫して、子ども達と食べました。くじら組のAちゃんは、「これ何にもつけんでもおいしいよ」と言いながら、おいしそうに食べていました。食べた後、子ども達と畑を見に行くと、「このギザギザしとるやつが春菊やね」と、指をさして見ていました。実はその畑には春菊の他に、小松菜・大根・ニラが植えてあったのです。
ところで先日、年長児が植えた記念樹の水やりの当番は、火曜日がくじら組でした。遊んでいる途中にB君が、「あっ!今日水やり当番やけん、水やり行こうよ」と誘い、クラスみんなで水やりをしました。水をあげながら、「大きくなーれ、大きくなーれ!!」「みんな、20歳になったら集まろうぜ」と、B君。子ども達のやりとりに微笑ましく思いました。卒園式まであと5日。毎日子ども達とカウントダウンをしていますが、残りの園生活を楽しんでいきたいと思います。そして明日は、お母さんの最後の手作りのお弁当ですが、3年間作ってくれたお母さんへ感謝の気持ちを伝えられたらいいなと思います。
年長が卒園式のアーチを作りました。運動会のテーマであるハートからつながった作品展に飾った輪つなぎで囲まれた思い出の5つのハートが、卒園式のアーチに変身です。子ども達のことをいつも考えて提案してくれる副園長が、教師に内緒で子ども達に耳打ちしてくれました。式の練習が始まる前に、5クラスのみんなに伝わり、練習が終わるとブルーシートを敷いてみんなで作りました。
壁面をはずす子・輪飾りを作る子・カレンダーに絵を描く子・飾りを作る子にわかれてそれぞれ分担しして、作業を進めていました。その中で、いろいろな子ども達の姿が見られました。できた飾りを貼っていたきりん組のAちゃんは、輪飾りの中にセロテープを通してはがれないように貼っていました。細かい輪飾りを作ろうと、さくら組へはさみを借りに行くとさくら組のRちゃんが後ろをついてきて横に座って見ていました。そして、輪飾りを回しながら半分に切っていくと片方の落ちた輪飾りをさっと取って集めていました。その切り方を見ていた年長児は、何も教えてないのに理屈がわかって真似して切り、半分の細さの輪つなぎを作っていきました。この様子を教師たちは本当に驚くやら感動するやら…137人がみんなで作った卒園式のアーチは、子ども達の晴れ姿にぴったり。幼稚園児としての最後の日は笑顔で迎え、笑顔で送り、笑顔でさよならをしたいと思います。