2007年12月21日 金曜日
今日は2学期の最後の日、終園式でした。明日からは冬休みに入ります。
先日より少しずつ荷物を持ち帰っていたので、子どもたちの間では「もうすぐ幼稚園がお休みになるんよね」「そうよ!ふゆやすみなんよ」「おばあちゃんちにいくけん」「おもちたべるんよ」そんな会話が聞こえてきていました。
終園式に集まった子どもたちの元気な歌声の後、古森先生のお話がありました。終園式にはカレンダーを用意して、何日お休みがあるか数えてみるのですが、今日は古森先生が明日からの12月のお休みはいのしし年で10日。新しい年の1月のお休みはねずみ年で7日あって、両方あわせて17日あるけれど、どうして〇〇年って動物の種類(干支)で順番が決まっているか話して下さいました。十二支の一番がねずみになった理由やねこがどうして入っていないのか、素話を聞いている中でだんだんイメージが膨らんでいきました。そして12月になり、クリスマスが近づくとサンタさんの話題がよく出てきますが、私達は日本人ですからお正月を迎えるということをもっと大切な節目として子どもたちに伝えていくことや、伝統的な行事、風習といった社会的に良い物は残していくことも私達の役目かもしれないと思いました。
式が終わってから降園準備をしていると古森先生が「干し柿がそろそろ食べられそうです。お休みの間に悪くならないように分けて食べましょう」という事を放送して下さいました。「ヤッター!!」と大喜びしたのは年長さん達で、毎日テラスに吊るしてある柿を「おいしくなれ、おいしくなーれ」と願いながらやさしくもみ続けていたのでした。きりんぐみ、らいおんぐみの子どもたちは「種があるかな?種がほしいんよ。植えておいたらまた柿ができるけん」「これ何人で分けるん?」「8個あるから4人で分けてね」「のこったらどうする?」そんなやりとりをしながらあっという間に食べ終えました。甘い柿に思わず「これ最高の柿や!!」と言ったG君の言葉に担任は大笑いしました。自分達が大切にもみ続けていた干し柿は渋味が甘味に変わり、口の中でトロリと溶けて本当においしくなっていました。
幼稚園の一足早いお正月の味でした。