2009年2月3日 火曜日
2月3日の今日は、節分です。ぺんぎん組の子ども達も以前からお面作りをして準備をしてきたので、今日の豆まきをとても楽しみにしていました。私がバスで子どもを迎えに行った時のことです。年長組のYくんが私に聞いてきました。
「先生って、何歳なん?」
「先生は25歳やけど・・・。」
「じゃあ、豆26個食べれるね!いいなぁ。」
Yくんは、去年の豆まきの日に古森先生から「数え年」のことを教えてもらい、そのことをしっかりと覚えていたのでした。「年長さん、さすがやな!」と感じさせられました。
ぺんぎん組の子ども達は、登園してきてから豆まきの豆作りを始めました。新聞紙を使って大小さまざまな大きさの豆が出来上がりました。次に豆を入れる枡作りです。身近にある廃材を使って、バックのようにしたり、お財布のようなものがあったりと三葉っ子らしい枡が出来ていました。今日は廊下を歩いていると、月刊絵本の付録のお面や自分で描いたお面を身に付けた可愛い鬼さんに、たくさん出会うことができました。
ホールに集まって豆まきの話を聞こうとした時、子ども達は「ある人」がいないことに気づきました。今日は、古森先生が風邪でお休みだったのです。
「どしたんかな?」
「お腹痛いんかな?」
と、口々に心配している会話が聞かれました。そこで、古森先生を元気にするためにはどうすればいいのかを子ども達と考えてみることにしました。
「風邪の鬼を追い払う!」
「薬を飲めば元気になるよ!」
と、様々な意見が聞かれましたが、年長組から「自分のことは自分でする!」という声が聞かれました。発表会の練習中、ずっと手伝いをしてもらっていた年長組の子ども達は古森先生への負担をかけまいと、「自分達でやろう!」と考えたのです。発表会の練習を通して心も1つ成長した年長児を見て嬉しく思いました。毎年古森先生の説明で始まる豆まきを今年はどうすれば、古森先生に負けない楽しくて分かりやすい説明ができるかを教師達で考えました。いつも古森先生から言われている教師の自立が試される日になりました.ここは文明の機器で「豆まきは”いじわる鬼”や”泣き虫鬼”、”好き嫌い鬼”など心の中の悪い鬼をやっつけるものだよ!」ということをイラストや紙芝居をプロジェクターに映して説明することにしました。子ども達も「ゲームのやり過ぎ鬼をやっつける!」「劇で大きな声を出さない鬼を退治する!」と自分の心の悪い鬼をやっつけようと豆まきを楽しんでいました。
今日は家庭でも、子ども達の可愛い鬼が活躍してくれることと思います。