2013年11月1日 金曜日
今朝は教師で話し合い、年長児も戸外で伸び伸びと絵が描けるようにと、門の前に年長のアトリエを出しました。しかし、しばらくしても、子ども達は少ししか集まって来ず盛り上がりません。どうしてだろうか。と自分達の出した環境を少し不安に感じていました。そして、ふと年少や年中さんの小さめのアトリエのテントを見ると子ども達が集まってきています。そんな時、副園長にも声をかけてもらって「アトリエが広すぎる」という事に気づきました。今の子ども達にとって、少し小さめで安心し、落ち着いて描き込める空間が必要だったのです。その日の天候、子どもの様子等により、その状況に適した環境が必要なのです。危険のない事。落ち着いて遊びこめる事。教師の「このようにして欲しいな」という願い等、様々な考慮が必要です。今日もまた、「環境の出し方のこんなに違うんだなー」と改めて環境の大切さと難しさを学ぶ事ができました。
又、今日は松山市内の画家の平野見貴雄さんが来て下さいました。平野さんがシートに座ると、子ども達のリクエストに答えて絵を描いてくれました。どんどん描いて下さる中、子ども達からは質問がでてきました。 消防車を描いていると。。。(子ども)消防車て何色?青だった? (平野さん)赤色だよね。でも全て赤ではないんだよ。今は青を使って影をつけてるんだよ。影ができると立体的になるよ」と答えてくれました。他にも気になった事を質問する姿が見られました。そして、黙々と描く先生の手の動きを真剣に見ていた子ども達が気が付くと、紙を手に握ってきていました。見ているうちに、自分達も描いてみたくなったのだと思います。子どもから「描いて見たい」と思える環境、即ち今日平野さんがこうして描いてくれているのも、一つの環境なんだなと感じました。A君は、クレパスの手の動きを真似しながらスカンクを描いていました。その後、らいおん組は昼食も一緒に食べてもらって大喜びでした。「僕のブログに今日写真を載せるね」と言われて、子ども達は紙に「ひらのみきお」という名前を書いて帰る子もいました。
今朝、「先生?魚になって?」とさくら組さんに呼び止められました。見ると、子ども達は廃材を使ってルアーつきの釣竿を作ていました。どうやら、その釣竿で私を魚にみたてて釣ろうとしているようでした。そして、よく話を聞いてみると、台所から漂うお魚を焼くいい匂いをかいで思いついたのだとか。子ども(年少)らしい、面白い思いつきに私も笑ってしまいました。ルアーを必死に回して釣ろうとする子ども達。楽しくてたまらなくなり、私も何度も魚になって釣られてしまいました。
★★★今日の手作り給食★★★
・いい匂いを漂わせていたサバの塩焼き
・園庭に落ちて拾った銀杏(拾った時の匂いがない事に驚いていました)とさつま芋のご飯
・レタス、トマト
・前日から煮ている大根と卵