2008年12月19日 金曜日
「おはよう!明日から冬休みやね。」「さみしいね。」「僕は旅行に行くんよ。」と朝から話題は冬休みのことで持ちきりでした。少し遊んでから早コースのくじら組は持ち帰るものを準備していきました。アルバム、手紙、月刊絵本と準備しながらも子どもたちの目線はシール台の上にある干し柿でした。「もう食べれるん?」「今食べたい。」と期待しながら少しお預けで終園式に向かいました。実は2学期の終園式には私自身楽しみなことがありました。それは古森先生が毎年違った方法でお正月や干支のことを話してくれることです。今年も去年と違った話を始めてくれました。カレンダーを使ってお正月を迎えること、干支が変わることを話したあと、お正月の歌を歌いながら「たこってどうしてお正月にするか知っている。」と聞かれた子どもたち「???」「たこは強そうな顔の絵が書いてあるよね。男の子が強くなりますようにってお空からみててくれるんだよ。」と言って歌が続き2番になると「はねつきは昔えらい神様の前でお正月にみんなでしていたんだって。女の子がきれいで元気に育ちますように!って!だから羽子板は今でも飾って飾ってあるお家があるでしょう。」と話してもらうと女の子たちは顔を見合って笑顔になっていました。
そしてその後、子どもたちの気になっていた干し柿の話になりました。「干し柿はお正月に食べるのには理由があるんだよ。一つは干し柿は薬にもなるんだよ。肌にもよく女の子は肌がつるつるになるかもね。」と言われ、隣同士でほほを触り合っていました。「そしてもう一つはこれを見て!」と縄についたままの干し柿を見せ「手をつないでるように見えない?」手をつないで輪になるとお顔も合わせて楽しくなるよね。家族でもお父さんお母さんもお兄さんお姉さんもみんな仲良く支え合ってまた1年間頑張ろう!って食べるんだよ。」と教えてくれました。その話を真剣に聞いていたくじら組はお部屋に帰って干し柿を食べようとしたとき、S君が「仲良く支え合うってくじら組でも一緒よね!」と言い出しました。すると周りの子どもたちも「誰かが困ってたら助けてあげる。」「私も!」と話しながら干し柿を食べました。そして終って「発表会もみんなで助け合って頑張ろう!」と3学期に期待をもって降園することができました。また3学期も子どもたちとたくさんの経験ができるようにしていきたいんです。