幼稚園の日記(ブログ)

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  2013年6月18日 火曜日

 このところの晴天続きでカラカラに乾いた園庭や畑に水が恋しい毎日です。梅雨だというのに毎日外で遊べるのは子ども達には楽しい反面、田んぼや草花、野菜には水が欠かせないので大変です。夏ならではの水遊びに使った水を子ども達と後で水やりに使うようにして水の大切さも教えていかなければ・・と思っているところです。今日は水くみ遊びに加えて戸外に丸いプールを出しました。

中にボールを浮かべたり魚や貝のおもちゃを入れておくと子ども達がすぐに集まって来て手を入れては嬉しそうにパシャパシャ水しぶきを上げていました。「うわー冷たいね!。」「気持ちいいね。」「ねえボール取って!」などキャッキャッと歓声が上がっていました。暫く園児達が遊んで片づけの頃にはこあら組さんも出てきてすぐに服を脱いでプール遊びを気持ちよさそうにし始めていました。

      

又、水くみ遊びの方も盛んになっていたので園庭の水まきが始まり、それが溜まって小さな川になって端の方へ流れていきました。すると年少児達はその川にそって並んで水を流してはその先をじっと見ながら友達と楽しそうに話していました。

       

又、今日は年長児達がお年寄りとの交流を持つ日でした。くま組が歩風里訪問、きりん組がねむの木訪問、ぞう、らいおん、きりん組は山西サロンの方が来園してくださっての交流でした。歩風里や合歓の木では「あんたがたどこさ」の歌の絵を描いて持って行くとそのエピソードを聞いて歌をイメージした子どもの絵を誉めていただきました。新聞紙の輪なげをしようとおじいちゃん、おばあちゃんに片方持ってもらいねじって輪っか作る時には子ども達がリードしたり又、お年寄りの方がリードして下さったりとそこそこでお互いが歩みよりながら触れ合っている姿が見られました。そして、子ども達が一人ぼっちでいるお年寄りにはすぐに気付いて自分の方から行くようになってきたことを教師達は嬉しく思いました。

      

山西サロンさんのお年寄り達はとても元気でたくさん歌を用意してきて下さった中で「茶摘み」と「めだかの学校」を一緒に歌いました。そしてお年寄りの方から「ふるさと」を歌って頂いて子ども達はゆったりとしたやさしい歌声にじっくりと聴き入っていました。素敵な歌のお返しに年長児が「かたつむり」と「たなばた」の手話を披露すると一緒に手話をして下さいました。又、触れ合いの前にプレゼントして下さった山西サロンの方達の手作り布絵本を見て年長児が作ったお話をすると、1つの場面から沢山の面白いストーリーが出来ているのに感動されて一場面一場面ごとに大きな拍手をして下さり、子ども達もその拍手に励まされて増す々自信たっぷりで教師も驚きました。

      

折り紙で一緒に遊ぶ時には、お年寄りの方が子ども達に作ってあげようと時間を過ぎても「まだ、あの子にあげんといかん。」「あの子が持ってないのは可愛そうだから・・。」と気遣って下さいました。今までの施設の交流ではパワーを上げよう!という事を目的にしていましたが、今日は元気で明るいお年寄りからのパワーをもらう交流でした。

      

終わる頃にあるおじいちゃんが「子どもは宝よなぁー」と大きな声でおっしゃいました。私たちはおじいちゃんも感動させた宝物を預かっています。これからもその宝がもっと輝けるように援助していきたいと思いました。