幼稚園の日記(ブログ)

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  2013年4月30日 火曜日

 雨の日も気にしないでままごとや泥遊びができるのが、三葉幼稚園です。今日は雨でしたが、登園して来た子ども達は、「先生!お団子作りしに行ってきていい?」「お料理してくるね!」と気持ちをわくわくさせながら、遊びに出掛けていきました。幼稚園にある木造の建物の1階のピロティーは、子ども達が雨の日でも遊べるように、ままごとコーナーや泥団子作りのできる泥場などの遊ぶ空間があり、2階に図書館を設けています。保育室を飛び出していった子ども達の様子を見にピロティーに行ってみると、たくさんの子ども達がとても楽しそうに遊んでいました。そんな遊び場の近くには、雨水で小川のような流れができていたり、雨どいをつたって落ちた水滴が地面に小さな穴を開けていたり、雨の日にしか見られない自然現象も見られます。雨の日だから仕方なく室内で過ごすのではなく、雨の日にしかできない経験をさせてあげられる環境があることを大いに大切にし、そこで子ども達と様々な気付きや発見を楽しんでいきたいと思いました。

           

 遊んで保育室に帰る途中、テラスの通路のトンネルの入り口に浸し染めで作った花がたくさん咲いていました。そのトンネルを抜けると、浸し染めをした紙を使って女の子達がお花作りをしていました。浸し染めをした紙を使って作ったお花は、浸し染め独特の色のにじみがきれいな色合いとなって、まるで虹の花のようでした。このように浸し染めを楽しんだ後の紙は、お花にこいのぼりにヨーヨーに変身していきます。

           

 ぺんぎん組では、廃材遊びが盛んになってきました。それを察した各家庭から、たくさんの廃材が集まってきています。そのたくさんの廃材の中から、自分の使いたい廃材を探す子ども達からは、「これ、いいな!」「この形面白いね!」と、イメージをどんどん膨らませながら制作意欲が湧いていることが感じられました。どの子を見てもとても楽しそうで、そして真剣に作っているのです。私も三葉幼稚園の卒園生ですが、私が在園していた頃から廃材遊びをしていて、よく作品を作っていたことを覚えています。成人となった今、幼稚園の廃材遊びが生活の中で役に立ったという経験はたくさんありました。真剣に制作に取り組む子ども達の姿を見て、こうした経験が必ず大人になった時、生きる力となり子ども達を助けてくれるだろうと誇らしく感じました。

           

今しかできない経験をさせてあげられるように、教師一丸となって頑張っていきたいと思います。